ポイントが貯まるカードの選び方~Yahoo Japanと楽天カードは本当におトクか

 以前は「ポイントが溜まります」といっても還元率の低さと使い道のなさから「ふーん」で終わることがほとんどだったが、最近は状況が変わってきた。そこで今回は、人気のある楽天カードとYahoo Japanカードの(以下YJカード)を比較し、効果的な運用方法を検討してみた。どちらも高い還元率をもち、他のカードと併用することでポイントの二重取りができる。しかし、思わぬ落とし穴があるので注意したい。

 

 YJカードを使うとT-POINT、楽天カードを使うと楽天スーパーポイント(以下楽天ポイント)が貯まる。これらは電子マネー(Tマネー、楽天Edy)に交換して買い物に使える。ポイントと各種電子マネーの決済対応一覧を次に示す。Tマネーは現在利用価値が低いので省略した。

 

表1.ポイント、電子マネーの決済対応(2017/1調べ)
注:内容を保証するものではありません。間違いがあればご指摘いただけるとうれしいです

  Y!ショッピング ヤフオク 楽天 Amazon コンビニ 公共料金
T-POINT
(ギフト券経由)

(ギフト券経由)
※1  ×
楽天ポイント × ×
(楽天Edyに交換)

(楽天Edyに交換)
 ×
楽天Edy ×
(コンビニ決済)

(コンビニ決済)
 ×
Nanaco
(コンビニ決済※2)

((コンビニ決済※2)

(コンビニ決済※2)

(ギフト券経由)
※2 ※2

au WALLET
(プリペイド)

 ×

※1:ファミマ、スリーエフのみ ※2:セブン系のみ

 ○は直接決済に使えるものを表している。△は交換が入る間接決済。直接決済できる利便性も、ポイント還元率と同じくらい重要なことだ。Tポイントはヤフオクで各種ギフト券と交換することでYahoo囲いの外に持ち出せる。
 公共料金支払に唯一対応しているNanacoは現金払いに比べ確かにお得だが、クレジットや自動引き落としの場合と比べて本当に得なのかよく検討する必要がある。

  楽天ポイントと楽天Edyの交換にはパソリ(ICカードリーダー)が必要。揃えておきたい。

 

 auWALLETはauユーザー限定サービス。プリペイドとクレジットがある。
 ポイントの二重取りができてお得と言われるのはプリペイドの方。基本的にクレジットカードと同じ扱いなので公共料金支払い以外の全てに使える。
 

 

 

楽天、YJカードのブランドによるサービスの違いについて

 ところで電子マネーは現金でチャージするより楽天やYJなどのクレジットカードを経由した方がお得な場合がある。これらのカードを契約するときカードブランドをJCB,Master,VISAから選べるが、ここで選択を誤るとチャージできないので注意したい。この対応一覧表を次に示す。一見、JCBがいいように見えるが、カードとしての利便は良くないのでよく検討する必要がある(詳細は後述)。

 

表2.電子マネーのチャージ対応(2017/1調べ)
注:内容を保証するものではありません。間違いがあればご指摘いただけるとうれしいです

  Nanaco au WALLET
(auかんたん決済)
楽天Edy
楽天JCBカード
楽天Masterカード ×
楽天VISAカード ×
YJ JCBカード ×
YJ Masterカード × ×
YJ VISAカード × × ×

※:auかんたん決済を利用するとオートチャージでき、ほったらかしで携帯の支払いに利用できる。

 表1ではau WALLETに一番○が多かった。これを表2の対応カードでチャージして使うと破格の還元率を実現できる。これを目的にauの新規契約と考えている人は、契約する前に次を見て欲しい。

 

電子マネー決済とお金の流れ

 電子マネーが手元にあると、商品を買うときのパターンに次のb,dが追加される。

 a.現金→商品(+P)
 b.現金→電子マネー(+P)→商品(+P)
 c.銀行口座→クレジットカード(+P)→商品(+P)
 d.銀行口座→クレジットカード(+P)→電子マネー(+P)→商品(+P)

 下に行くほど多くのポイント(+P)が付く傾向があるが、お金が沸いて出るわけではないので誰かが負担している。たとえば、パターンa~cまでのポイントは商品を売った加盟店が負担しているが、商品に上乗せされていれば自分が負担していることになる。パタンーンaではこれらが回収できないので損になる。今の時代、ポイントは貰えるではなく回収するものと考えておきたい。

 商品につくポイントは販売店独自のもの。全部パターン共通なので無視しても構わない。

 販売店はパターンに応じて値段を変えるわけにいかない。パターンaの利用者がまだいることで経営が成り立っているのが実態かもしれない。

 

 パタンーンdのケースでは電子マネーの発行元がクレジット会社にポイントを支払う。au WALLET の場合はauの契約者様が毎月収めている利用料をその原資に充てているようだ。他の電子マネーに対し還元率を破格にできるカラクリはここにある。

 楽天Edyでは パタンーンc と パタンーンd の還元率(+Pの合計)が同じになる。パタンーンd では同じ原資を利用者とクレジット会社で半分ずつ分けている。原資が一つしかない場合はこうなるのが普通だ。

 パターンdがパターンcよりお得になる場合は、誰かがその原資を負担している。それは多くの場合、利用者様(自分)。「au WALLETを使うためにauと契約したけど、格安SIMの方がお得だった」となっては本末転倒だ。逆に、既にauと契約している人はこの仕組みを徹底的に利用して原資回収に努めたい。

 

結論

 とりあえずYJカードと楽天カードの2枚作っておくことをお勧めしたい。そして、支払いをこれらに集約することでポイントが貯まるようになる。あとは使いながら、一番便利な消化パターンを見つけていくといい。

  楽天もYJも、「同一個人」が2枚以上カードを持つことは出来ないので、同じブランドで2枚持つより重複しないようにした方がよい。表1を参考に、メインにポイントを貯めたい方をJCBにして電子マネーチャージ専用にし、他方をVISAにするのが一つの手。Nanacoもauも使わない人は、どちらかを一方をVISAにして、あとは好きなものを選んでいい。VISAは世界で最も広く通用するブランドだ。 

 楽天もYJも、ブランドをチェンジしたくなったら一度カードを解約するしかない。あまり頻繁にこれをやるとカードが作れなくなる恐れがあるので注意したい。

※:クレジットカードを使うとポイントを貰えるが、販売店は手数料を取られる。JCBは手数料が高いことから扱わない店舗が多いようだ。近所のスシローもJCBだけ使えなかった。
 時々この手数料を利用者に負担させる店舗がある。ルール違反なので見つけ次第、カード裏に書かれた電話番号に通報しよう。

 

 私は楽天をJCB、YJをVISAにしました。楽天JCBに引き落としを集約するとともに、au WALLETをオートチャージして携帯の支払いに充てていきます。貯まったポイントは楽天Edyと交換してAmazonや普段の買い物で消費します。YJ VISAは持ち歩いて普段の支払いとYahoo!ショッピングに使います。溜まったポイントはオクで売った商品の発送(箱BOON)で消費します。
 この仕組みのメンテナンスは、ポイントが余って使い切れない状況が起きない限り必要ありません。これでしばらく様子を見ていきます。

 

 

<参考購入先>
楽天カード
年会費無料【YJカード】
ICカードリーダー(パソリ) 楽天Edyのポイント交換に必要。これがないと一々コンビニに行かなければなりません

 

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