仮想通貨のマイニグ(採掘)は儲かるのか~2018年最新情報

「ゲームをしていない時間、手持ちのグラボを働かせて小遣い稼ぎができる!」これは大枚はたいて高価なグラボを買った人にとって魅力的な話だ。2017年末に仮想通貨が高騰したことで、ちょっとした「マイニングブーム」が起きている。現在どの程度儲かるのか試してみた。

 

マイニング特需

 普段そんなに売れるはずのない10万円前後の高価なグラボが品切れで価格が高騰している。調べてみるとマイニング特需が起きているらしい。

 簡単にマイニングできるソフト(NiceHash MinerやMiner Gateなど)が出現し、ゲーム用にグラボを持っている人なら誰でもマイニングに参加できて収益が得られる。

 

GTX1080でマイニングしてみた

GTX1080を使ったマイニングマシンの中身 実験は手元にあるGTX1080と、NiceHash Minerというソフトを使用。

 消費電力の把握が重要なのでワットモニターが必須。これをコンセントと電源ケーブルの間に挟む。

 マイニング中のワットモニターを見ると消費電力270W。オール電化の我が家の場合、電気代は1日あたり175円になる。

 

 

NiceHash Minerの実行画面 NiceHash Minerの実行画面。今の相場で大体1日あたり270~300円程度の収益。先の電気代を差し引くと、1日あたり100円くらいの利益を得る見込み。

 電気代が安い深夜電力を使う機能があれば、2、3割利益率がアップする。

 

 

 ちなみにGTX960を使った場合は一日あたり92円、消費電力155W。電気代を差し引くと赤字。GTX960だと複数使ってやっとトントンか、僅かな利益しか出ない。やはりグラボは単体能力の高いものが必要。

 

電気代以外にかかるコスト

 マイニングにかかるコストは電気代以外にもある。収益を自分の銀行口座(円)に振替える際の手数料と設備費。

 マイニングの結果が「円」になるまでの流れ(例)は次の通り。

 NiceHash Miner(採掘→BTC)→Wallet(Jaxxなど)→取引所(Zaifなど)→自分の銀行口座

資金を移動したり口座を振り替えると手数料を引かれるため、ある程度貯めてからでないと手数料がかさんでしまう。但しBTC(ビットコイン)のまま持っていてそれを直接決済に使うなら、手数料はあまり問題にならない。

 設備費については、GTX1080などのグラボを10万円で入手できた場合、ペイするのに1000日(2.7年)かかる。グラボを上手に売却&更新していってもなかなか利益が出ない結果が予想される。

 今あるグラボを活用する分にはいいが、利益を目的に設備投資するためには安くて性能の良いグラボが必要だ。

 

 

規模を増やせば収益率が改善するか

 PC本体に入るグラボの枚数は少ない。そこでグラボの枚数を増やすためにリグを組んでる人がいる。1日あたりの収益はグラボの枚数に比例するが、同時に電気代も増える。収益率を改善するためには徹底的な効率追求が必要。

 ここはいろんなアイデアの見せ場でもある。新しいPC自作の領域といえる。

 

マイニング用グラボの選び方

 いまマイニングで一番ホットなグラボはGTX1080TiRadeon RX Vega

 グラボにはGPUチップメーカー推奨通り作った通常の商品(リファレンスボードに近いもの)と、これをもとにメーカーが独自に OC(オーバークロック)して2連または3連ファンを付けた製品が出回っている。

 OCをやった人なら経験あるように、OCは消費電力が上がる割に速度が上がらない。マイニングでは絶対速度よりも電力効率が重要なので、OCしてない通常の商品が適している。これは寿命の点でも有利。

 それと、グラボをPCに内蔵して使う場合は、内部に熱気を発散するタイプより、リファレンスカードのように外排気になっているタイプがよい。

 ディスプレイ出力を省略したマイニング専用のGPUボード(P106-100)も登場している。今後このような商品が増えていくに違いない。このようなボードを最大19枚挿して使えるASUS B250も登場している。

 

クラウドマイニングはどうか

 お金を払うだけで全部やってくれる「クラウドマイニング」というサービスがある。Genesis Mining、HashFlare などが有名だ。

 クラウドマイニングの利点に、自分で設備を用意したり、電気代を払う必要がないことがあるという。しかし代わりに運営会社の設備費、人件費、管理コストを支払うので、結局自分でやる場合と大して変わらないと考える。

 それに現状はまだ、長期間同じ会社に資金を預けておく行為にリスクがある。

 

皆がやり始めたときはもう遅い

 GMOやDMMがこの事業に乗り出すというニュースが出ている。私などは、こういうニュースが出た時点で「そろそろ潮時だな」と思う。

 話題になってから始めても、苦労の割にわずかな利益を得るか赤字で終わることが多い。このことはすべての投資に共通する。

ビットコインのチャート ビットコインの相場。阿鼻叫喚が想像できる。

 2017年の初めに買い、高騰がニュースで話題になった時点で手じまいするのがベストなパターンだった。

 しかし多くの人は、話題になったころ始めて値段が下がったところで損を出して終わる。

 

 

結論~マイニングは趣味として楽しむ

 マイニングは損得抜きの趣味として楽しむのが妥当。

 沢山のグラボを使ったリグを作るのは楽しいし、出来たら他人に自慢したくなるもの。利益が出たらラッキーくらいに考えておくのが適当と考えている。

 

<参考購入先>
ハイエンド グラフィックボード
初心者でもプロトレーダーと同じ取引ができるFXソフト【GoldenTree】 仮想通貨で裁定取引ができるMT4用のEAです

<関連記事>
1ビットコインが400万円を突破
【2020最新版】ディープラーニング用PCを安く作る方法
OpenGLが速いグラボの選び方~ハイエンドGTXはローエンドのQuadroより遅い!?