カテゴリー別アーカイブ: ビジネス

クルマの自動運転とGoogleの野望

 Google Glassが1月に販売中止になった。これは完全な「失敗」といっていい。どこの誰だかわからない人にカメラとマイクを向けられて不快に思わない人はいない。店舗や公共施設でもこのようなSpy Glassが歓迎されることはほとんどないだろう。 続きを読む

地球ゴマの秘密を解く~3軸ジンバルに見る不思議な挙動

 地球ゴマが2015年4月を持って生産を終了し、生産元が廃業することになった。私が持っている地球ゴマは最近買ったもの(といっても10年くらい前)だが、子供のころ売っていたものとあまり変わっていないように見える。何十年もの間、意匠もパッケージも変えずによく同じものを作り続けてきたと思う。

続きを読む

クルマの自動運転とレーダー反射ビジネス

 クルマの自動運転が急速に普及している。EVやFCEVなどとは違い、この流れは間違いない。自動運転といっても完全にクルマ任せで移動できるようになるのはまだ先の話だ※。当面は追従走行したり、追突、レーン逸脱などを検知して警告やブレーキアシストするものが主流になるだろう。自動走行の課題のひとつにレーダー反射の少ない「人間」の検知があるという。

 人間を見つけすくするための工夫は昔から実施されている。夜間光る反射材がそうだ。これと同じように、今後はレーダーで見つけやすくするためのレーダー反射素材が求められそうだ。自動運転の普及に伴い、需要の拡大が予想される。

続きを読む

進撃のApple~iWatchの脅威!時計業界は生き残れるか

 「Appleの進撃で時計業界が滅ぼされる」と、関係者は戦々恐々らしい。ヒトの左手首は100年以上「時計」が占有してきた。この領域を狙って「ウエアラブル」「スマート」と名の付く商品が多く出現したが、普及した例はない※1。これらのデバイスがなぜ腕時計の代わりになれないのか。その理由は腕時計がStep4(後述のリンク参照)まで進化していることと関係ありそうだ。Step1やStep2の「にわか仕込み」の商品では、時計の替わりになれないのである。

続きを読む

作らない方が良かったプリパラ劇場版

 アイカツに遅れること3ヶ月、プリパラの映画が劇場公開された。アイカツはバンダイ、プリパラはタカラトミー(アーツ)のコンテンツでどちらも若年女の子をターゲットにマーケティングしている。アイカツとプリパラは真っ向から対立するライバル関係にあるが、うちの娘はそんなことは露知らず両方とも好きで楽しんでいる。今回の映画も公開前から情報をキャッチして楽しみにしていた。

 今日はその公開初日。いつものように娘と一緒に見てきたが、見終わってから娘はひどく気分を害した様子だった。責任者に文句を言いたい!と息まいている。確かにこの映画は酷かった。

続きを読む

人気復活するアナログレコード~なぜ今注目されるのか

 アナログレコードの需要が2006年を底に上昇しているという。
 注意深く針を落としたらササッと後ろに退いて体育座りで音楽を楽しむ。そんな時代は確かにあった。レコードにはA面とB面があり、片面の再生が終わったらひっくり返さなければならなかった。曲間に針を落とすのはやや難しく、1曲目から再生することが多かった。この時代の「アルバム」はA面かB面の1曲目から順番に聴くことでアーティストが意図した音楽(ドラマ)を味わえる「音楽作品」だった。片面の最後には終わりを印象づけるテンポのゆっくりな曲が収録されることが多かった。 続きを読む

私の食品の異物混入体験~あなたは異物を見つけたらどうする?

 食品の異物が話題になっているので私が経験した2件について紹介する。マクドナルドが槍玉にあがっているが、異物混入そのものは昔から変わっていないらしい。最近は一度槍玉にあがるとマスコミや消費者らによって徹底的にアラ探しされ叩かれる。まことにお気の毒だ。

続きを読む

2S(整理整頓)を視覚マジックで解決する

 野口悠紀雄氏の「超」整理法が出版されたのが1993年。私はここに書かれた「押し出しファイリング」を20年以上実践している。書類を角2封筒に放り込んで棚に並べ、使ったら一番左に戻すだけ。分類しないのに使えば使うほど整理されていくこのシステムは、万能ではないが確かに機能する(よく使う書類は左に、使わない書類は右に集まる)。私が作ったInfoStudioというソフトは、これをパソコン上のファイルの整理に応用したものだった。

続きを読む

イノベーター理論をターゲティングや研究開発の人事に活用する

 世の中様々なマーケティングの手法が存在するが、こ難しい数式や面倒なことをさせる手法はあまり役に立たない。結局「お客様の要求」をアレコレ詰め込んで失敗するのが良くあるパターンだ。お客様の要求を反映しすぎると誰も欲しがらない商品ができる。これはお互い相反する要素を入れ込んでしまう為だろう(このことは以前にも書きました)

 イノベーター理論による商品の普及曲線が知られている。新商品に対する消費者の反応を5つに分類したものだが、いろんな活用ができる。今回はこれについてご紹介する。
続きを読む