音楽苦楽部」カテゴリーアーカイブ

接点復活剤・コンタクトオイル研究のまとめ

 市販の接点復活剤は一時的に回復するだけ。しかし、オイルを選んで使えば、それ以外にも接点の錆や摩耗を防ぎ、接点を長持ちさせることが出来る。ずっと新品のコンディションを維持できる・・

 当館では2002年からそんなオイルを探し求めて調査し、実験と改良を繰り返してきました。その経緯と、たどり着いた結論をご紹介します。

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サブウーファーの置き方と音の遅れの改善方法~もうこれで遅い!とは言わせない

 ホームシアターではサブウーファーが使われるが、買ってきてポン置きしただけではその性能を十分発揮できないことがほとんどだ。そして「サブウーファーの音は遅れる」と評され、その原因がサブウーファーにある、とされている。

 今回は、サブウーファー単体の遅れの改善にトライし、「遅れる」と評される真の原因を突き止めた。そして、サブウーファー本来の性能を発揮できる最適な置き方を検討した。

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スピーカーのインピーダンス特性を測る

 スピーカーのインピーダンス特性は、最低共振周波数、バスレフポートの共鳴周波、共振倍率Qといったスピーカーシステムの特性や、エンクロージュアの問題点を教えてくれる。

 インピーダンス特性は、抵抗とICレコーダーがあれば、誰でも簡単に測れる。今回はこれらの道具を使って測る方法をご紹介したい。

 

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サブウーファーの音の遅れを測る2~インピーダンス特性から遅れを算出する

 前回はトーンバーストを使った遅れの測定結果をご紹介した。この方法は任意の周波数の遅れを測れるが、ボンボン不快に響く低音は、遅れが最も大きい周波数が目立った結果。私たちが知りたいのは、その遅れの最大値ではないだろうか。そこで、今回はこれを正確に測る方法を検討してみた。

 

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浴室音響システムの選び方~トクラス(ヤマハ)のサウンドシャワーは買いか

 システムバスを付けると音響設備をオプションで選べる。「お風呂で音楽が聞けたらステキ」そう思う人もいるに違いない。トクラス(ヤマハ)のシステムバスを買うと「サウンドシャワー」と称するシステムが付いてくる。要らなくても外すことができない。その理由についてヤマハは「リラックスする場所である浴室に音楽は欠かせないものと考えます[1](要約)」と説明している。

 我が家のシステムバスはヤマハなので「サウンドシャワー」が付いている。音を出したのは最初のうちだけ。7年間利用してきた印象は「無駄な付帯設備」。「付いていてよかった」とは思えない。使わなかった理由は2つある。それは、使い勝手が良くないこと、そして肝心の音が悪いことだ。

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わずかな細工で部屋の音響特性を劇的に改善する

 「いい音を出すにには部屋が重要」「部屋が良くないと、どんなに良いスピーカもその性能を発揮できない」・・よく聞かれるフレーズだが、具体的に何が課題でどうしたら良くなるのか、わからない人がほとんどだと思う。闇雲に吸音材を配置すれば、無響室のような潤いの無い空間になっててしまう[2]

 音を悪くする要因に「定在波」がある。平行な面で構成される室内にはたくさんの音響的な固有振動モードがあり、残響が多いとこれらのモードが励起されて定在波が立ちやすい。定在波が立つと過渡応答が著しく劣化して音が濁り、ブーミーな低音が出る結果になる。

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ジャズ喫茶ベイシーの音の秘密~ハイレゾ時代のスピーカー選び

 ベイシーとは岩手県一関市にあるジャズ喫茶。音の魅力だけで客を引き寄せる数少ない店の一つだ。スピーカーの構成は軽量コーンの15″ウーファー(JBL 2220B)2発を密閉箱に入れ、中高域にホーンを使ったもので、能率は103~104dBと推測される。密閉箱の容積は1kL近い巨大なものらしい。低域再生限界は計算上50Hzだがそれ以下もダラ下がりに伸びていると見られる。

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人気復活するアナログレコード~なぜ今注目されるのか

 アナログレコードの需要が2006年を底に上昇しているという。
 注意深く針を落としたらササッと後ろに退いて体育座りで音楽を楽しむ。そんな時代は確かにあった。レコードにはA面とB面があり、片面の再生が終わったらひっくり返さなければならなかった。曲間に針を落とすのはやや難しく、1曲目から再生することが多かった。この時代の「アルバム」はA面かB面の1曲目から順番に聴くことでアーティストが意図した音楽(ドラマ)を味わえる「音楽作品」だった。片面の最後には終わりを印象づけるテンポのゆっくりな曲が収録されることが多かった。 続きを読む

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