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防湿庫でレンズを保管するとバルサム切れする?~防湿庫の選び方

 カメラやレンズを風通しの悪い場所に放置するとカビることが知られている。カメラの保管湿度は30〜50%RHが奨励されているが、これは「相対湿度」の話。相対湿度は温度とセットで考えないと片手落ちだが、このことを意識している人はあまりいない。

 また、乾燥のさせ過ぎ(過乾燥)は悪いとされ、その理由が「潤滑油が乾くから」とする記事をみかけるが、湿度と潤滑油の乾きは、何の関係もない。水分の過乾燥による悪影響は樹脂部品の変形収縮くらいしか、思い浮かばない。

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中古顕微鏡の選び方

 子供のころ使っていた顕微鏡はプリンス工学の安価な学習用で、今思えばコントラストが低く見えの悪い代物だった。最近微生物の培養をやりだしたため顕微鏡が欲しくなってきた。どうせ買うならオモチャでなく、ちゃんとしたものが欲しい。しかし新品の生物顕微鏡は高すぎてアマチュアは手が出ない。

 そこで中古を探すことになるが、皆同じことを考えるらしくオクの中古市場が賑わっている。

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サイフォン呼び水の失敗をゼロにする

 サイフォンはいろんなところで利用される。身近なサイフォンの例は灯油をストーブに入れるときのホースだ。サイフォンの原理を知らず、満タンになるまでひたすらシュコシュコやっている人はあまりいないと思う。

 サイフォンのいいところは無動力で液体をAからBに移送できることだが、使いにくい面もある。呼び水が必要なことと、止めるとき液が止まらなくてこぼしやすいことだ(出口を持ち上げてしまう人が多い)。最大の課題は「呼び水」で、ホースを持って汚水に手を突っ込んだり、クルマからガソリンを抜こうとして口に入れてしまった人はいないだろうか。

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ミジンコの培養6~小規模培養はなぜうまくいかないか

 ミジンコの培養においてエアレーションが害になることが知られている。その原因は強い水流[1]や気泡の破裂といわれているが、ミジンコが水流や気泡の破裂で弱るところを見たことが無い。エアレーションが害になるケースは脱皮のときではないか。脱皮のときに水流があると体を傷つけたり損傷を受ける。セミが脱皮する際も「手伝ってやろう」として手を出すと体を傷つけたり死んでしまうことがある。強すぎる水流の中で脱皮すれば、脱いでいる途中で殻が引っ張られ、手足が傷つくことが想像付つく。 続きを読む

究極の美肌化粧水を作る~カチセロパウダーの威力

 ネット上には尿素やグリセリンを使って化粧水を自作する記事がたくさん見られる。あまり普及しないのはべたついたり皮膚の上で弾くなど、使用感が良くないところに原因があるようだ。

 増粘剤を配合すれば、市販品とまったく同じ使用感の化粧水を、はるかに低コストで作れる。今回はそのレシピをご紹介したい。

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ホンダS660とNDロードスター~ライトウェイトスポーツは復活するか

 “テンポよくシフトアップしながらクルマを伸びやかに走らせる”これはMTのスポーツカーの醍醐味の一つだ。シフトアップのたびに心地よい加速感が得られ、シフト操作が楽しく感じられる。スポーツカーのMTが6速になってこの楽しさは失われてしまった。

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蛍光灯をLEDに置き換えると暗くなる!?

 「LEDに替えたら暗くなった」これは以前よく聞かれた感想だ。今は「LEDに替えたら明るくなった!」という声が聞かれる。これは明るさが「全光束」(全方向の合計値)で評価される形に変わった為だが、このせいで交換前の電球と同じW形のLEDを選ぶと明るくなるケースが増えた。LED電球は高価なので、より低いW形で交換前と同じ明るさを実現できるならそれを選びたい。LED電球の損得を分析した記事はたくさんあるが、このあたりに注目して指針を示したものはほとんど見かけない。

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オイルフィニッシュで食洗機に耐える皮膜を作る

 木部の仕上げに自然塗料を塗ることを「オイルフィニッシュ」と呼んでいる。染み込ませて拭き取るだけなので塗料さえ入手すれば誰でも簡単に施工できる。自然塗料の主原料はアマニオイルなどの「乾性油」で、古くから油絵具のベースオイルとして使われてきた。

 DSC00589写真はアマニオイルにシッカチーフ(硬化促進剤)を混ぜて作った硬化物。このような破片を作るといろんな実験ができ物性の理解に役立つ。

 酸素と反応して硬化することから、溶剤を混ぜても先に揮発して無溶剤塗料のような緻密な皮膜ができる。表面から硬化が進むため塗膜が厚いと硬化に時間がかかる。

 硬化物は表面張力で水をはじき、溶剤に溶けない。柔らかく弾性があるため、傷がつきやすく摩耗しやすいが、自分で簡単に補修できる。

 

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ニコン18%標準反射板はホワイトバランス設定に使えるか

 撮った写真が青っぽくなったり、赤っぽくなった経験はないだろうか。これはカメラのホワイトバランス(WB)が転んだためだ。正しい色で写真を撮るためにはWBを正しく設定することが必要で、色や質感が問題になる模型や絵画の世界ではWBの正確さが求められる。

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