その昔、私が寮住まいで暇をもてあましていた頃、近くにアニメおたくの友人がいて、そこからビデオを借りては観ていた。この作品は、その中で印象に残るものの一つだ。
最近レンタルショップで劇場版を見かけたので、久々に観てみた。製作はあのエヴァンゲリオンを生み出したガイナックス。当時はヒット作がなく予算が厳しかったらしい。
この作品は「巨大ロボット」「美少女」「学園」などいろんな要素をごちゃ混ぜに詰めこんだ作風だ。ストーリーが途中からガラっと変わり、最後はモノクロになってしまう。
この作品で私がおもしろいと感じたのは、相対性理論に基づいた時間と空間の科学考証が比較的正確なところ。主人公が宇宙に出ている間、地球の友人知人との年齢差が開いていく。
戦闘から戻ると、同級生の友達が大人になっている。次に戻ると、結婚して子供までいる・・自分はまだ、学生なのに。そんな様子がリアルに描かれている。
感動的なラストのおかげで世間の評価も高い。「終わりよければ途中は無視出来る」そんな言葉がよく当てはまる作品だ。
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