究極のレンジ蒸し器~レンジでらくちん

 電子レンジで蒸し調理するのはかなり難しい、というより出来ないといったほうが正しい。

 最近のレンジにはスチームを機能が付いている。しかしそれは「見た目」だけ。これで中華まんを温めたら、食材が乾燥しただけだった(日立ヘルシーシェフMRO-LS8の結果)[1]

 蒸し調理では、食材を高温&高密度の水蒸気で包み込む必要がある。レンジでこれをやるためには、マイクロ波が食材に当たらないようシールドしつつ、水だけ加熱して蒸発させる仕組みが要る。

 これができる器具の自作を試みたことがあったが、なかなか難しい。ところがある日、この仕組みを実用化した商品を見つけた。

 

 写真は曙産業 レンジでらくチン  RE-279 。

 カバーの内側にシールドが見える。マイクロ波が食材に当たらないようシールドしつつ、水だけ加熱蒸発させることが可能。

 小型コンパクトの容器の中で、高温&高密度の水蒸気で包み込むことができる。元々ゆでたまご用だが、他の蒸し調理にも応用できる。

 

 

ゆで卵(蒸しタマゴ)

 まずは卵を調理してみる。レンジで卵を加熱すると、ほとんどの場合爆発する。はたしてどうだろう。冷蔵庫から取り出したばかりの卵(Mサイズ)を入れ、水を容器底の線まで入れて恐る恐る加熱する。

 

 500W 7分+余熱5分。結果は上出来。殻も簡単に剥ける。再現性が高く、何度やっても同じ品質。まったく素晴らしい。

 実際に必要な水は線の半分くらいだが、沸騰時間を安定させたいので線まで入れている。

 余熱時間を長く過ぎると半熟を通り越して固まってしまう。すぐ皮を剥かない場合は水に放り込んでおくといい。

 

 500W 6分+余熱15分で、あまりみかけない中心まで均一な半熟仕上げも可能。

 

 

 500W 5分+余熱10~15分で、温泉たまごのできあがり。

 このような調理ができるのは、保温性の高いシールド付き二重構造のカバーのおかげ。

 

 

 

野菜

 ジャガイモ(1個分)を蒸したところ。500W10分。

 煮崩れしやすいジャガイモだけ調理可能。厚み1cmくらいにカットしておくのがポイント。

 

 

 ニンジンとジャガイモの混合物。山盛りに詰めて500W10分でOK。

 煮込みと違って成分が外に出ないので、旨味が凝縮されている。

 

 

中華まん

 井村屋の冷蔵品(一番ローコストな食材)は500W 8分。重量が10%増え、中心温度84℃[1]。完璧。

 大きい商品の場合ではもう少し長く加熱しないと中心が冷たい。通常11分~12分くらいで十分。

 

 


 

まとめ~いろんな蒸し調理が簡単にできる

 メリットをまとめると次のようになる。

・レンジで蒸し調理ができる(コンロを塞がない)。
・省エネ高効率(僅かな水を蒸発させるだけ)。
・野菜や中華まんの蒸し調理ができる。
・品質が安定している。
・使い勝手が良く片付けも簡単。

 ゆで卵や温野菜が簡単に作れるうえ、圧力鍋を使った料理にジャガイモを添えることが容易。我が家では最も出番の多い道具になっている。

 

<参考購入先>
レンジでらくチン  大きいものが便利。4個用のRE-279を愛用してます。

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