なぜ4代目プリウスの実燃費はアクアに劣るのか

 4代目プリウスのEグレードはJC08モード燃費40キロ。ハイブリッドの公称値と実燃費は、ビックマックの写真と現物くらいの隔たりがある。クルマの実燃費は車重の比率からわりと正確に予測できる。アクアとプリウスの実燃費を予測してみた。

 

クルマの実燃費を予測する計算式は次のようだった[1]

実燃費New=実燃費Old×車重Old/車重New

Spec:現行アクア 1080kg (JC08 37キロ)、4台目プリウスE 1310kg (JC08 40キロ)

 

 アクアの実燃費が23キロとすると、式の結果は次のようになる。

実燃費New=23×1080/1310=19キロ

4WDのモデルは1440kgだから、17キロになる。つまり、4代目プリウスの方が燃費が悪い。

「そんなバカな」「システムの効率も進歩しているんだよ」

 

そんな意見が聞こえてきそうだが、この計算は最悪値を予測するものだから、クルマが進歩した分良くなる可能性がある。それでも、アクアより200キロ以上も重いクルマが燃費で勝つことはないだろう。

 リッター19キロというと公称値の半分にも満たない。あのビックマックでさえ、写真と現物は2倍も違わない。この計算結果が実態ならJC08自体を見直す必要があるのではないか。

 

 燃費の数字は制御でコントロールできる。重いくせに燃費の数字が良いクルマは要注意だ。

 もし、アクアより200キロも重いクルマが、アクアと同じくらいの実燃費だったら、それはドライビィリティが犠牲になっているだろう[2]。もしかしたら4代目プリウスは、走らないクルマなのかもしれない。

 

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