音楽苦楽部」カテゴリーアーカイブ

バナナプラグの選び方

 アンプやスピーカーの端子にバナナプラグが挿せる商品が多くなった。これはもともと、計測用途などで頻繁に脱着する端子に使わるもの。引っ張ると簡単に抜けてしまうので固定端子として使うにはいささか心許ない。

 これを使う前に、他の接続方法を検討した方が良い。そこで、ベストな選択ができるよう、YES,NO形式の質問を作ってみた。

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フルデジタルアンプの問題点と実力

 入り口から出口まで一貫してデジタル処理する「フルデジタルアンプ」は、アナログでは望み得ない高精度のボリウムコントロールと忠実な信号伝送が期待できる。しかし、このタイプのアンプにはまだいくつかの問題があるようだ。 続きを読む

アンプのボリウム精度を検証する

 オーディオ製品の視聴において、音像定位、音場密度をチェックすることがある。これは、L,Rの音量がキッチリ等しい(ギャングエラーがない)状態でないと評価できない。

 たとえば、L,Rの音量差が3%あると、センターに定位するはずのボーカルがスピーカ間隔に対し約3%偏る。5%も違っていると、全体に音場が偏って聞こえ、音量が低いチャンネルの音場が希薄になってしまう。

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究極のスピーカセレクタを作る

複数のアンプやスピーカを持つとスピーカセレクタが欲しくなる。スピーカセレクタで最も重要なポイントは、「接触抵抗」であり、これが可能な限り小さく、安定することが要求される。このような要求を満たす商品はごく少数市販されているが、アンプが一台買えてしまうほど高価である。 続きを読む

アンプのダンピングファクターを実測比較する

 いくつかのアンプについてダンピングファクター(DF)を測定した結果をご紹介する。測定は、2.5~4Ωの負荷抵抗を使ってON/OFF法[1]で実施した。

 測定には1kHzの正弦波が正確にデジタル記録されたCD(DENONオーディオチェックCD 38C39-7147)を使い、出力電圧はデジタルテスタを用いて測定した。

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新築リスニングルームの設計~お金も空間も使わず夢の部屋を実現する

 新築を機にリスニングルーム(オーディオ&シアタールーム)を持ちたいと考える人がいるだろう。しかし大抵は、旦那の趣味で専用部屋を作ることは許されない。その大きな理由に、建設に伴う高額な出費と、奥様の反対がある。

 だが、あきらめるのは早い。たった一つのことを妥協できれば、これらの理由を解消して理想的なオーディオ&シアタールームを実現することが可能だ。

 このコンセプトで実際に作った結果を以下にご紹介する。

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アンプの音などというものは存在しない~オーディオアンプの選び方

 大出力アンプに能率の高いスピーカを組み合わせて小音量で鳴らす。これは最も音を悪くする方法だ。

 このような失敗をしないために、何に注意して選べばよいのか。アンプに固有の音色というものが存在するのだろうか。これらについて明確な答えを示した資料がほとんど見当たらない。

 そこで、これらについてまとめてみた。アンプ選びの参考にしていだけると幸いだ。

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JRX115は最強のスピーカーか!?~家庭で使えるSR(PA)スピーカーの選び方

 サイキョーを連呼する某サイトでJBL JRX115をHi-Fi用途に強く推奨している※1。これはSR用(コンサートホールやイベント用)のスピーカー。ユニットの構成は15インチ(約38cm)ウーファ+ホーン。民生用でこういうシステムは、一部の高額商品を除き存在しない。

※1:2017年、某サイト主人の推奨はエレクトロボイスTX1152。JRX115はJRX215にモデルチェンジしている。

 JRX115のようなスピーカーはプロ用機器を扱うショップでなければ絶対に出てこない選択肢であり、民生機器しか見てこなかった人にとっては盲点。このスピーカは能率が98dBもあるから、アンプのパワーは20Wあれば十分となる[1]続きを読む

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