EV自動車は普及するか~EVブームに踊る日本企業

日産リーフは大量のバッテリを積み1.5トンに達する重量級ボデイを引きずりながらエコカーを自称する商品である。ランニングコストは確かに安い。深夜料金(9円/kwh)を利用すると1.4円/km程度でありガソリン燃費換算でリッター100キロは走る計算になる。プリウスなどのエコカーに乗った場合と比べてもガソリン代は5年間で25万円以上浮く計算だ。

しかし問題は電池交換費用である。リーフのバッテリ容量は24kwhでプリウス(1.3kwh)の18倍になる。プリウスの電池交換費用がニッケル水素で10万円台なことを考えるとリチウムイオンのリーフは200万円はかかるだろう。仮にリーフを買って8年目にバッテリ交換で200万払ってしまうとランニングコストは26円/kmにハネあがり燃費が1/19(リッター5キロ程度)のクルマに乗ってきたのと同じことになってしまう。大抵のユーザーは200万も支払うならクルマを手放すだろう。割高な車両本体価格を長期利用でペイすることなどハナから不可能である。要するにリーフなどのEVは電池の寿命とともにその価値が無くなる、使い捨てクルマなのである。

NEDOのロードマップによると今売られているバッテリの寿命が来る頃には値段が1/5程度になるそうだが、実際にそうなったとしてもまだ割高で、燃費の良いガソリン車に太刀打ちできるものではない。
電池は価格の原材料費が占める割合が高い。電化製品のような量産による大幅な価格低下も望めない。10年後によくて1/2、20年後に1/3くらいに落ち着くのが関の山ではないだろうか。

EV市場の発展は、予定通り電池の価格が下がることを前提にしている。もし予定通り下がらなかったらどうなるか。EV事業への投資は、ハイリスクと言わざるを得ない。

 

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