実態と合わないクルマの燃費~ビックマックの高さは写真の半分だ

 ファミリーレストランで注文すると、出てくる品物は写真の8割くらいのものである。日本人はいこういうことに慣れているから、買った車の燃費がカタログの8割くらい違っていても文句を言わない。

 プリウスの燃費は、既に報じられているようにカタログの5~6割しかない。

 同じような事例は食品の世界でもある。例えばマクドナルドのビックマック。直径と高さの比率が現物と写真とずいぶん違う。しかし誰も文句を言わないのは、「そういうもの」と多くの人が思っているからだと思う。

 しかしクルマの実燃費がビックマックのようでは困る。これが問題にならないのは、購入者がよほど寛容なのかもしれない。

 

 プリウスの燃料がカタログとかけ離れてしまう原因の一つに測り方の問題がある。

 一般に燃費を計る方法は、使った分の燃料をマンタンまで入れて入った量を基準にする。だからバッテリも使った電気を最後に「燃料を燃やして」もとの電圧まで充電ししなければならない。このことを正確に考慮しないと、実燃費とかけ離れた数字が出てしまう。

 使った分の電気を充電しなくてよいなら、みかけの燃費はいくらでもよくなる。これを「バッテリの持ち出し」分というそうだ。JC08という燃費計測では「バッテリの持ち出し」分について計算補正が入っている。それでも実際とかけ離れてしまうのは、補正の内容が正しくないのだろう。

 

 ハイブリッドの仕組みは複雑だ。

 ガソリンを燃やして、発電して、直流に変換して、充電して、必要になったら再び放電して、交流に変換して、モータを回して、動力にする・・なんてことやっている。ガソリンを燃やして、それで直接走った場合とどっちがいいか、もう一度よく考えてみる必要がありそうだ。

 プリウスはバッテリをはずした方が、燃費が良くなる」なんて噂もある。場合によってはありうる話だ。

 

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