アルカリイオン整水器という商品がある。この整水器がアクアリウムの水質調整に使えないか、調べてみた。実験には写真の整水器を使用した。
カルシウム添加なしの場合
試料水 | PH | KH | GH | CO2(mg/l) |
アルカリ3 | 7.0 | 2 | 2 | — |
源水 | 6.3 | (0.5) | 2 | 18 |
酸性水 | 4.2 | — | 2 | — |
カルシウム添加ありの場合
試料水 | PH | KH | GH | CO2(mg/l) |
アルカリ3 | 9.0 | 2 | 3 | 0 |
源水 | 6.3 | (0.5) | 2 | 18 |
酸性水 | 4.2 | (0.3) | 2 | 30 |
表の「カルシウム添加」とは、精製の効率を上げるために付いてくるカルシウム製剤をセットしたことをいう。
KHのカッコ付きの数字は、値が小さすぎて試薬では測定できないことからCO2濃度を測定して理論式から計算した値だ。
GHがカルシウム製剤ありで1度上がっているのは添加したカルシウムのせいと思われ、整水器の作用として、GHには影響を与えないと考えて良いと思う。
結論
アルカリイオン整水器で作られる水は、アクアリウム水槽に対するKHの降下や、CO2の添加に有効のようだ。
<参考購入先>
アルカリイオン整水器
水質検査用試薬 一通り持っていると便利です