使い古しの濾材や砂は新品より価値がある!?~バクテリアを乾燥保存する

 新しく水槽を立ち上げる時に際、使い古しの底砂や濾材を使うと、新品を使うより濾過の立ち上がりが早いことが経験的に知られている。これはどうしてだろう。

 

 バクテリアの付いた濾材を天日干しすると、そのほとんどが死んでしまうが、一部が休眠状態になって生き残る。専門家の話では、1,000億個/cm3 のバクテリアが存在する濾材を天日干しすると、 1億/cm3 程度になるという。

 減ったと言っても相当な数が休眠状態で存在していることになる。

 一度使った砂や濾材は、沢山のバクテリアが休眠状態で着いており、アクも抜けきっている。使い古しの砂や濾材は、新品のそれよりも価値がある。黄金の砂、黄金の濾材と言われるゆえんだ。

 

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