エーハイムのエコシリーズは旧機種に対し機能が改善されている。ハンドル操作によるポンプ機能が付いたのが大きい。これにより呼び水が簡単にできるようになった。
今までの外部濾過器は、配管にエアーが入ってしまうと再起動が面倒になった。ここが初心者に難しいため、どちらかといえばベテラン向きの装置だった。このハンドルのおかげで、呼び水の苦労が無縁になった。
写真は上蓋の側面。シリコン製のOリング溝にきちんと収まっており、蓋の開け閉めがしやすい構造になっている。ハンドルの摺動部分には、グリースが塗布されている。
2233のコンテナ総容量は、2.4Lで60cm水槽に適合する。このスペース全部に洗車スポンジ濾材を入れて使える。
コンテナの上面と下面に開いている網目の荒さに注目。この穴の大きさ、開口率は水垢などで詰まりにくく、しかもスポンジ濾材が通らないためにちょうど良いサイズだ。
付属で付いてくる濾材やウールマットの使途ははなさそうだ。ブルーのスポンジは裁断してもスカスカで使い物にならない。これらの濾材を使うと目詰まり起こしてトラブルの原因になるだろう。
外部濾過器のコンテナ全部にスポンジ濾材を入れたら、吸水口に物理濾過のためのプレフィルターを付けることを忘れないで欲しい。このプレフィルター、エーハイムからはいい物が出ていないので、他社の商品を流用する必要がある。
2001/4/23 追記
エコシリーズはモータの容量が小さく、プレフィルターや濾材の通水抵抗がちょっと増えると水量が激減してしまうことがわかった。エーハイムもフルーバルも、旧製品のほうが優秀なのでこちらをお勧めしたい。
<参考購入先>
外部フィルター覧
エーハイム クラシックフィルター 昔からある外部フィルターの定番。ECCOの評判が悪かったのか、再販されている
ストレーナー付スポンジ 吸水部に付けるためのプレフィルター。φ50-100 接続部16/21(相手と接続できるか確認ください)
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洗車スポンジ濾材を使った濾過システムの標準構成