試乗日:1998/4/1
ボディ
旧型のクラッシックなデザインから抑揚のあるスタイルになった。ドアのカットやドアミラー、ヘッドライト、ドア内張りのデザインも現代風になっている。
タンカラーの内装は汚れやすそう。長くよい状態を維持するのはオーナーの努力次第だろう。
ドアの閉まり音は「ズン!」といってなかなかの重厚感がある。
ボディカラーはソリッドの黒、オレンジと見てきた。ソリッドの黒は内装色とマッチしてなかなかカッコいい。
走り
ふけ上がりはまあまあでトルクもたっぷり。同じ1800ccでも旧型とはかなり違う。加速性能は215馬力のスカイラインの加速に慣れた人が乗り換えても不満を感じないレベルで、動力性能は十分。
6MTは機構が複雑なのか旧型よりちょっと入りが固い。
エンジン音はなかなかよい。ただ4000rpm以上の高回転になると音も振動も大きくなる。
足周りや周囲からの走行ノイズはまあまあのレベル。
ハンドルを切った時のクルマの応答は早いが、それほど敏感ではない。このへんはタイヤの特性に支配されている模様。
サスはやや固めで突き上げもあるが60タイヤのおかげか乗り心地は結構よい。これなら女性を乗せても問題なさそう。
内装
旧型の平面的なデザインに比べよくなっている。各操作スイッチのフィーリングに悪いところはない。
空調の音は最大にしても結構静か。
室内は革張りシート独特の臭いがする。好き嫌いが分かれるところ。私にはよい臭いに感られた。革張りシートは一般に滑りやすいが、本車はそうでもない。普通に運転する分なら問題ない。普通のシートは出来がいいとは言い難いスポーツするなら変えた方がよいかもしれない。
タンカラーの幌は内側もタン色で明るく、黒の幌をかぶったときのような閉塞感がない。
総合
1800ccはややオーバーパワーの感がある。1600ccがバランスよいかもしれない。
乗り心地よし、サウンドよし、装備よしでオープンの楽しさを存分に味わえる。
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