試乗日:1999/9/25
ボディ・内装
全長、幅ともに決して大きいわけではないが、天井が高くリアが角ばっているせいでかなり内部空間が大きく見える。運転席に座った感じも広々としていて、ガラス面積も大きいので周囲がよく見える。
デザインはメルセデスAクラスのような気もするが結構格好良い。
インパネは最近のトヨタ車のデザインに共通する新しいイメージ。床下に収納できる後部シートは弱々しく、シートそのものの質も今ひとつ。このへんは割り切ってしまっているのだろう。
オプションはたいへん豊富で自分だけのオリジナルカーをデザインできる。妙な色の内装やイルミネーション、スーパーウーファーなどがあり、これらを付けてヤンキーワゴンっぽく飾ることもできる。
乗せるものによっては臭いが気になることがある。匂い対策に貨物スペースの排気ファンは欲しい装備に思えた。
走り
今回の試乗では1500CCに乗ったが結構パワフルで走りに余裕がある。座席位置が高いため見通しがよっく運転も楽ちん。ロールが大きくコーナリングは苦手のよう。
ステアリングのシフトマチックはボタンが小さく使いにくい。この機能は飾りと見ておいた方がいいだろう。
ブレーキフィールはプラッツと同じでとても良い。
コラムシフトはやや堅く、レンジを合わせにくい。
走行中のノイズや振動はプラッツより劣る。エアコンをかけたときの空調の音も大きめ。
総合
高い実用性とカスタマイズ性、経済性を兼ね備える新しいクルマ。大きな荷物が沢山乗るキャリアカー。市内で日常使う足としてこれ以上のものは無いかも知れない。シートの質は今ひとつで長距離ツーリングには向かない。
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