ロードスターのロードノイズが気になったのでタイヤに替えてみた。GRIDII(AQ) 185 60 R14 → ASPEC dB 195 50 R15。この結果から、走り(ステアリングの応答)と乗り心地が両立するタイヤの扁平率について知見を得たのでご紹介する。
dBの静粛性
荒れた舗装路では「ゴー」という音がするが、音そのものが耳障りではない。音が静かになったおかげで、ロードスター純正カーオーディオの音が楽しめるようになった。また、ロードスターのスポーティなエンジン音がよく聞こえるようになった。
走り
タイヤ幅が185mmから195mmにアップしたことで接地感が増した。これまでコーナーでアクセルを踏むと後輪が滑りやすかったが、わりと安定するようになった。ロードスターの1800cc のパワーに対し、195mmは必要と感じた。
60→50に扁平率が下がったことで、ステアリングに対する応答が「ぐにゃ」から「ピッ」になり、操舵に対するダイレクト感、応答性が向上した。
60→50に扁平率が下がったことで、路面からの情報がより多く車体に伝わるようになった。突き上げや凹凸などの影響を受けやすくなり、乗り心地は悪化した。
総合
一般に扁平率60らスポーツタイヤといわれるが、扁平率が50以下になと突き上げや凹凸などの影響を受けやすくなり、乗り心地が悪化するようだ。
以上の結果から、公道を走るスポーツカーの扁平率は、55付近がベストのようだ。スポーツカーは、この扁平率を参考にタイヤを選ぶといいだろう。
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