試乗レポート~スズキ スイフトスポーツCBA-ZC32S 6MT (2012/6/8)

試乗日:2012/6/8

ボディ・内装

 空調の音はやや大きめ、オーディオはせっかくの2way6スピーカなのに音質はあまりよくない。

 インテリアは値段相応で安っぽく見えない。うまくまとめている。シート生地はツルツルの樹脂製で、背中が滑って落ち着かない。クッションの当たりや硬さも不自然。このあたりは価格相応といえる。

 

走り

 MTの入りは問題ないが、グニグニ、ゴトゴトいうフィールでありやや違和感がある。
 ブレーキフィールは合格レベル。ステアリングは軽すぎて接地感に乏しい。
 エンジン音やフィールは問題ないが、何かの補機の音が小さく聞こえる。
 クラッチは軽すぎるという意見も見られるがパワー相応であり問題ない。
 乗り心地は良いほう、ロードノイズはBRZと同じくらい。
 パワー感は1.6L相応、日常の足として使う分には問題ない。

 

総合

 スポーツカーとしてみると1トンのボディに1.6Lあたりがボーダーラインなのだと感じた。パワー感は86とよく似ている。ちなみに排気量(L)/車重(ton)の値は86にほぼ等しい。

 スイフトスポーツは日常のゲタ代わりに使えるスポーツカーで、大きな欠点も無く「走る楽しさ」をそこそこ楽しめる。但しスタイルが普通なので86のようにライフスタイルの演出に使えない。

 86より100万円安いことを考慮するとお買い得といえるかもしれない。

 オーディオに不満が出る。残念ながら純正ツイータとトレードインできる商品は無い模様。やるとすれば、ハイパスコンデンサをフィルムに換装する程度。カーオーディオのチューンは難しいので、純正である程度のクオリティが欲しい。

 

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