R34スカイラインは発売当時あまり売れなかった。その理由を考察する。
スカイラインはモデルによってスポーツカーだったり、マークIIのようなミドルセダンだったりする。過去、それを何回も繰り返してきた。
R32型は思いっきりスポーツに振り、R33型でミドルセダンに振り、R34型で再びスポーツに戻し、R34の後期型でまたセダンに少し戻した。
スポーツカーとミドルセダンはお互い両立しない。どっちも成り切れなかったのが失敗の原因と考えられる。
R34スカイラインのCMは、当初「ドライビング・ボディ」だったのが、MC後は、「愛のスカイライン」になった。
こういう中途半端なクルマが計画されてしまう裏には、マーケティングの罠がある。
例えば、「どんなクルマが欲しいですか?」という題目でリサーチをすると、具体的にいろんな要求が得られる。個々の情報はとても有益だが、これらを平均化してしまうと誰も乗りたくないクルマになってしまう。それは、両立しない要素を混在させてしまうため。
スポーツカーなのに「トランクが小さいと売れないので、トランクを広くしろ」と言われて台無しになった、という逸話がある(とある評論家の話)。走りを良くするための要素と、実用性を良くするための要素は相反する。相反する要素を混ぜたら、相乗効果は得られず共倒れになってしまう。
スカイラインは走りが命なのだから、走りに徹底してこだわれば良かったはず。R33型は、R32形の延長で計画していれば、ここまでの売り上げ不振を招かずに済んだかもしれない。
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