ATはスポーツカーに向かない

 R34スカイラインにはATとMTが用意されている。この両者はまったく別のクルマと思えるくらい、走りの印象が異なる。前者は高級車のようであり、後者はスポーツカーのようだ。

 

 MTは操作に対する応答に「ダイレクト感」がある。ドライバーは使いたいギアを自由に選択でき、クラッチをつなげば「動力を伝達した」実感がある。

 これに対し、ATはクラッチを繋いだ時のショックがほとんどないことと引き替えに、操作に対するレスポンスが悪い。打てば響くMTに対し、ATは応答が鈍くソフトタッチの印象だ。

 

 ATはコンピュータのシフトスケジュールに従って勝手にギアを選択するので、ドライバーの意志通りに走れないことがある。例えば、一定速度で走行している状態から加速したい場合、MTはすぐにそれができる。
 しかしATの場合は、

(1)とりあえず現在のギアでじんわり加速
(2)シフトダウン
(3)回転数を制御した後、クラッチ接続して動力伝達

という段階を経て、やっと加速に入る。ATは速度に関係なくつねにハイギアを維持しようとするから、低速でアクセルを踏んだ場合は、ほとんど加速しない。
 このようなATの特性は、明らかにスポーツカーに向かない。どちらかといえば、高級車に向く特性だ。

 

 ATの中には、ギアを意図的に選択できる「マニュアルモード」がつくものがある。スポーツカーと称するクルマには、必ずと言っていいほど、これがついている。

 しかしその実態は、普通のATに「アップダウン」機能を追加しただけ。応答特性は普通のATと変わらない。ATはあくまでDレンジをメインに走るようセッティングされているため、アップダウンさせるとギクシャクしたり、回転数の上昇に戸惑う結果になる。

 結局ATのマニュアルモードはオマケにすぎず、スポーツドライブの「楽しさ」には何も寄与しない。最初ちょっといじっても、結局Dレンジに入れっぱなしで走ることになるだろう。

 

 最近のほとんどのスポーツカーは、ATとMTの両方を選択できるが、この選択によって、まったく違ったクルマになることを覚えてほいてほしい。
 スポーツカーとして乗るなら、MT以外の選択はありえない。
 高級車や、ラグジュアリーカーとして乗りたいなら、ATを選択すべきだ。

 

<参考購入先>
超微粒子コンパウンド 樹脂部品の磨きに
ヘッドライトコート剤 ヘッドライトを磨いた後で塗ります
3M傷防止フィルム ドアノブひっかき傷防止に
Transcendのドライブレコーダー 信頼性が高くお勧めのレコーダー
消臭剤 同乗者に優しい匂わない消臭剤