低燃費オイルで燃費が良くなるか

 カー用品店には、配合、グレード、粘度の異なる様々なエンジンオイルがあり値段もピンキリだ。自分のクルマにあったオイルを選ぶ第一歩は、クルマの取り説を見ることだ。オイルのグレード、粘度などは、ここに書かれた「推奨」を参考にする必要がある。

 

 最近は5wや0wで始まる低粘度オイルが市販されていて、「低燃費」をうたっている。これを特別低燃費でない普通のクルマに入れると、フケ上がりや加速感などの変化を体感できる場合があるが、数字に出るほどの燃費改善は期待できない。なぜなら、燃費に影響する要素(主にフリクションロス)はエンジンのほかにもミッション、プロペラシャフト、ドライブシャフト、デフ、タイヤなど、パワートレイン系のいたる所に存在し、エンジンのロスだけ少々減らしたところで全体の合計値にほとんど影響しないからだ。
 世間では様々な燃費改善関連商品が市販されているが、上記と同じ理屈で数字に出るほどの効果は無いとみて間違いない。

 オイルに限らず燃費改善関連商品で注意すべきことは、「投資がペイできるか」という点だ。燃費を改善したい人の目的の多くは、出費を減らすことだろう。高価な添加剤を投入しても、出費に見合う燃費の経済効果がなかったら、入れない方がマシということになる。

 

 エコカー(0w-20を推奨オイルにしているクルマ)の場合はちょっと違う。このようなクルマはパワートレイン系のロスを減らす努力がされていて、オイルの粘度が燃費に効く可能性がある。この場合、メーカ推奨の低粘度オイルを入れるべきだが、5w-30を入れても燃費にはほとんど影響しないので、お住まいの地域(気温など)によって選ぶのがよいだろう。

 オイルの交換サイクルについても取説、整備手帳に書かれた推奨に従うのが原則だ。世の中、距離や時間に基づく様々な「交換の目安」があるが、本当の交換サイクルを知るのは困難だ。「オイルは1年ごとに交換すれば十分」それが今の結論だ。

 

<参考購入先>
エンジンオイル 自分で交換すると安く済みます
オイルエレメント
オイルチェンジャー DIYで交換する人の道具
オイル添加剤 はっきりいって要らない商品です

<参考文献>
エンジンオイルの基礎知識