吟醸酒の選び方と開封後の味を長持ちさせる方法

 吟醸酒の中にはとても美味しい商品がある。そのようなお酒は一般に高価。高いと思ってチビチビ飲んでいると、半分くらい減ったあたりから不味くなってしまう。高価なお酒を買ったのに、半分しか楽しめない。お勧めの吟醸酒と、最後の1滴まで美味しく飲める方法をご紹介する。

 

日本酒の選び方

 安い日本酒はマズくて飲めない。最初にツンとくる刺激臭があり、妙に味が薄い。女性の多くが日本酒嫌いなのも、このせいに違いない。

 私が日本酒を選ぶとき、大手メーカを除外する。その理由は、日本酒らしい酒を作っていない為。

 大手メーカーでも純米酒、吟醸酒と称する酒を作っている。値段が妙に安く、味の方はまったくダメ。安くて味のいい日本酒というものはこの世に無いようだ。

 

お勧めの日本酒

 下記のものは、私が今まで飲んだ中で一番おいしかった。

 黒松翁 大吟醸原酒 金賞受賞酒 720ml
 黒松翁 大吟醸原酒 銀ラベル 720ml

 製造元:森本仙右衛門商店[1]

 金賞は香りが濃厚。吟醸酒にふさわしい、フルーティで高貴な味がする。銀ラベルは澄み切った味わい。金賞は一升瓶に換算すると1万円。日常楽しめるようなお酒ではないのが残念なところ。大切な人へのご進物にふさわしい。

 

 2014/2 追記
 黒松翁の商品ラインナップは改定されていて上記商品は無くなっている。現在のお勧めは次のものになる。

 黒松翁 全国鑑評会金賞受賞十年以上大古酒 (1万円/720ml)
 黒松翁 斗瓶取り純米大吟醸(6,000円/720ml)
 黒松翁 大吟醸原酒「赤箱」(2,800円/720ml)

 赤箱はメーカーサイト[1]で直販している。「黒松」と名の付くお酒は多い。類似品に注意したい。
 これらのお酒は、女性にもお勧めしたい。日本酒に対する考え方が変わるはずだ。

 黒松翁には、醸造用アルコールなどの「混ぜもの」が入っている。某グルメ漫画に日本酒の混ぜものを批判する場面がある。

 実は、森本仙右衛門商店の醸造所を見学したことがある。社長の話によると、お酒の完成度を高めるための、味の調整は必要不可欠だという。混ぜものを気にする人はマンガの読みすぎだと思う。

 

高価なお酒を長く楽しむ方法

 日本酒に限らずお酒は開封すると日ごとに味が変わっていく。これは瓶の中にある空気にアルコールが揮発して度数が落ちていくため。瓶を開けるたびに中の空気が入れ替わるから、どんどんアルコールが減って風味が変わってしまう。

 これを防ぐには、最初から1回分飲み切りできる容量の瓶に小分けする。こうすれば高価なお酒をチビチビと長く楽しむことができるだろう。

 

<参考購入先>
森本仙右衛門商店の酒
越野寒梅 有名ですが値段ほどの味はしないと思います・・
お酒の保存瓶
バキュンバン ボトルの中の空気を抜いて賞味期間を延ばす道具です

<参考文献>
1.森本仙右衛門商店
日本酒を美味しいまま保存する方法