パンガシウスのオリーブオイルムニエル(白ワイン仕立)

　近年パンガシウスという食用魚が安価に流通している。味が淡泊でクセがない為、いろいろな調理に使える。この魚を使った料理のレシピが完成したのでご紹介したい。

材料（３～４人分）

・パンガシウス 300g前後
・ハーブミックス
・小麦粉、オリーブオイル、白ワイン

　パンガシウスはナマズ科の大型魚。ベトナムで大量に養殖されているらしい。安くてボリュームがあり、小骨もなく子供が食べやすい。

１．下味をつけてフライパンで焼く

　キッチンペーパーでよく水分を除いた後、塩を両面に振って下味をつけ、小麦粉をまぶしてフライパンで焼く。粉振りを使うと小麦粉をまぶす処理が楽になる。塩を振ると水気が出てくる。水気があるとパリっと焼けないので塩を振ったらすぐに焼くこと。

　油はバターを使う。バターは焦げやすいので、弱火でゆっくり時間をかけて焼く。フライパンに蓋をするとふっくら仕上がる。

２．焦げ目が付いたら、ひっくり返して白ワインをふりかけ、裏面を焼く

　身を崩さないよう慎重に裏返して白ワインを30～40cc。直接ふりかける。

　フライパンは28cmのフッ素コート品が使いやすい。写真のフライパンは evercook α。

３．香りを付ける

　通常グレードのオリーブオイルを30cc～40ccふりかけ、マジックソルトかハーブミックスを振りかけてお皿に移す。

　ニンジン、ブロッコリー、ジャガイモなど、蒸すなどして事前に火を通したものを用意し、あじの素とマジックソルトかハーブミックスを振りかける。蒸し調理の道具は中華まん^[3]と同じ。弱火１０分でOK。

　冷凍野菜を使う場合は、事前に解凍しキッチンペーパーなどで水分をよく吸い取っておく。

　サクっとした食感に、オリーブオイルとワイン、ハーブの風味が合わさり、なんとも気品のある味と香り。とても１尾150円のナマズとは思えない。

　味の秘密は香りづけにある。ほのかな香りだが、白身でクセの無いパンガシウスだからこそ可能な香りづけといえる。バターを使ったムニエルも試したが、この魚にはオリーブオイルの方がよく合う。

　副菜（汁物）はコンソメブロックで作る～本格野菜スープの作り方^[2]が良く合う。

　このメニュー、子供に大好評。最後にお皿をなめる有様。

＜参考購入先＞
ハウス食品香りソルトお勧めのハーブミックスです
evercook α。最近見つけた優良商品。熱伝導がよく使いやすい
粉振りあると便利です