オーデリック シーリングファンWF239から出る異音(カチカチ音)を直す

写真はオーデリックWF239(本体)+WF734(延長パイプ)。DCモーターで無音に近い動作をするため気に入っていたのだが、1年すぎてから、運転中、小さなカチカチ音が聞こえるようになった。

オーデリックファンWF239

手回ししてみるとモーター本体から出ている。原因調査と対策のためバラしてみた。

 

分解

手回しで音を聞きながら少しずつバラしていく。

延長パイプを通るピンにワッシャが付いていてカチカチいうが、違う。

本体を外して、先端部を分解。特に音の出そうなところはない。

オーデリックファンの先端部を分解したところ

 

 

後ろのカバーを外す。本体外に出るスイッチのところがカチカチいうが、原因ではない。

オーデリックファンの制御基板

 

プリント板を外したところ。

オーデリックファンの制御基板を外したところ

 

先頭部分のフランジ。真ん中の四角い部分に六角ネジがねじロック付きで入っていた。これを外してもフランジは取れない。圧入されているか、嫌気性接着剤がついている模様。

 

オーデリックファンの先端側ステーター

 

この状態で回してみると異音が出る。軸受か、モーター内部に問題がある模様。下の動画をご参考。

 

裏側のシャフト。横のネジ2本はねじロックが入っている。ネジをとってもシャフトが取れない。圧入されているか、嫌気性接着剤がついている模様。アルミ製なのでヒートガンであぶってみたが、やはりビクともしない。

オーデリックファンのモーター本体

 下のお椀型のカバーは磁気を帯びている。おそらく内側に磁石がついているのだろう。これがローター。ネジは外れるが、上のシャフトが取れないと外せない。ここで手詰まり。

 

結果

 あきらめて元通り組んでみると・・前より異音が出にくくなった。要因としては、ヒートガンであぶったこと、お椀カバーを組みなおしたことが考えられる。

 原因は、ベアリングのリテーナー(玉の保持器)かもしれない。そこしか音の出る所が無い。ばらして注油は困難だから、交換するしかない。

 メーカーサポートに相談したらモータ本体は3年保証なので、交換してもらえることになった。めでたし、めでたし。

 

<参考購入先>
オーデリック シーリングファン 音さえ出なければ、いい商品なんですが

<関連記事>
扇風機の選び方~30cm扇のDCモーターはメリットなし!