レタスやミニトマトをスーパーで買うと高い。バスタ料理にバジルが欲しい。そんな要求がって水耕栽培をはじめてみた。ペットボトルや簡易的な容器でもできるが、今回導入した設備はアマゾンのLAPOND 水耕栽培キット 。写真は日当たりのよい窓際に設置した様子。

 

差し込むだけの組み立て式。接着しなくても水漏れしない。パイプの材質はPVCなので屋外でもOK。

小さな水ポンプとタイマーが付属しており、デフォルトだと５分運転、３０分休止の間欠運転。

 

運転を始めると水がパイプの一番上のチューブに送られ、自由落下で落ちる仕組み。約２Lがパイプの中に追加され、止まると自由落下で２L戻ってくるので溢れないよう注意。

肥料の濃度は適当、ではなくECメーターで1500uS/cm前後に管理する。薄いと収量が減り、濃すぎると根が水を吸い上げられなくなって枯れてしまう。

 

苗を入れる容器はおそらくPE製。若干の予備とスポンジが付属する。新品のスポンジは水をはじくので、最初は水によく馴染ませてから使う。

スポンジのセンターに穴が開いていて種を入れることができるが、ポンプ停止で水面は容器の底であり、ポンプ運転しても水位は１ｃｍ上昇するだけなので種が水に接しない。

平らなトレイに入れて水を張り、発芽してスポンジの底まで根が伸びてからセットする。

ポンプの運転により水が循環し水位が上下する。漬けっぱなしの栽培と異なり、根が窒息したり腐る心配がない。実によくできてる。

９月中旬に、ほうれん草、レタス、バジル、ミニトマトを植えてみた。今後結果をレポートしていく。

 

その後の経過

2024年11月

気がついたことをいくつか。

・発芽時、スポンジを根が貫通しない
　根が持ち上がってしまい、水分を吸えなくて枯れてしまうことが多かった。特に太い根が出るほうれん草で問題で、なかなか、うまく育たかなかった。スポンジは独立気泡ではないが、根の通りに関してはスムースな素材とはいえないことが判明。
　対策は、あらかじめスポンジに底まで切れ目を入れておく、スポンジはやめてアクアリウム用の高密度ウールマットにするとよさそうである。

・無限収穫可能？
　バジル、ほうれん草、レタスなどは頃合いを見て葉っぱだけ収穫する。すると、残った茎からまた葉が伸びてくるので、繰り返し収穫できる。

・やたらと美味しい
　無農薬で自家栽培された野菜は、スーパーのものとは比較にならないくらい美味しい。キャベツにもトライしたい。

・トマトがでかくなる
　葉っぱモノなら収穫して終わりだが、トマトは実がなるまで切れない。ひたすら巨大化し日光を遮る。現在の課題。トマトに対して現在のパイプは細すぎるようだが、太くしたらさらに爆増するだろう。

・水の蒸発が早い（冬場は加湿器の代わりに？）
　冬場に１日２Lくらい蒸発して無くなる。これは、加湿になっているともいえる。水タンクを大型のものに変更した。冬場は、室温の調質に役立っている模様。

 

2025/1/1

根が成長してパイプの中が詰まると排水が悪くなって水漏れすることが判明。いったん取り出して切る。これは巨大化しやすい野菜の成長を抑制するためにも有効。

写真の部分に荷重がかかりやすくT分岐の部品が割れてしまう。メーカーに連絡すると部品を送ってくるが中国からの郵送であるため２週間以上かかる。交換してもすぐに壊れることが予想されるため、天井から吊るなどして荷重軽減措置が必要なことが判明。

 

＜参考購入先＞
LAPOND 水耕栽培キット