クラピアはやめておけ!~グランドカバーに植える草は何がベストか

南側の庭木を皆伐したところ、雑草が生えて大変なことになったのでグランドカバーを植えることにした。いろいろ植えてみて、わかったことをご紹介する。

 

グランドカバーの役目~地面は雑草で覆いつくされる

 雑草は、風や鳥などによって運ばれた種子が発芽することで発生する。日当たりが良い地面は大量に発芽し、ぐんぐん成長し、放置すると大変なことになる。これを防ぐには、年に数回の除草が必要。この手間を省きつつ景観を良くする手段のひとつが、グランドカバー。

 写真は放置して雑草だらけになった庭の様子(2025年)。

  

 

グランドカバーの候補

 グランドカバーの理想は、

1.地面を隙間なく覆うこと(雑草が生える隙を与えないこと)
2.成長速度が適度で管理が楽なこと
3.ある程度見た目がよいこと

の3つを満たすもの。これを選び出すため、2025年の秋に次にものを植えてみた。

モリムラマンネングサ(セダム)
フッキソウ
アジュガ
リシマキア・ヌンムラリア
ヒメイワダレソウ(クラピア)
クリーピングタイム

 

1年の経過観察

 写真は2025年10月。雑草を刈り取って、上記を植えた直後の様子。緑の細かいものが、植えたばかりの草。刈り取った雑草の残骸が多く見える。クラピアも最初は、小さな破片にすぎなかった。

 2026年4月。アシュガが紫の花を咲かせている。他の草も少し伸びてきた。セダムのコロニーが大きくなっている。

 2026年6月。かなり増えて面積の半分くらいをカバーしている。まだクラピアのエリアが狭いが、このあと爆発的に伸びて地面を覆いつくす。

 

1年後の結果

 1年様子を見た結果、日当たりの良い地面のグランドカバーはモリムラマンネングサがベストであり、半日陰にはアジュガがよさそうなことがわかった。以下詳しく説明する。

ヒメイワダレソウ(クラピア)△

 夏に爆発的に伸びてあっという間に地面を覆う。隙間なく覆うわけではないので雑草が生える。刈り込みを繰り返すことで隙間が減らせる模様。どんどん横に広がるので領域を管理しないと大変なことになる。成長が早すぎて維持管理に手間がかかる印象。太陽光パネルの敷地で防草シートを敷いた上に植える例を見る。

アシュガ〇(日蔭用◎)

 横にランナーを伸ばして急速にエリアを拡大する。地面が見えなくなるため雑草対策になるが、葉が暗い赤紫なので暗い印象になる。南側なら一部にするか、半日陰の目立たない場所に適する。春に咲く紫の花が美しい。

モリムラマンネングサ(セダム)◎

 もりもり増えて細かい葉が密生したコロニーを作る。雑草が生える隙間をまったく作らない。破片だけで増えるので、意図しない場所に広がらないよう注意が必要。成長速度はそれほど速くなく、除去も容易であり管理が楽。伸びたら刈り込むを繰り返すことで美観を維持できる模様。

フッキソウ、リシマキア・ヌンムラリア、クリーピングタイム×

 この3種は成長が遅く、十分増えるまでに年月がかかる。地植えでは成長の早い他の草に埋没しやすい。

 

グランドカバーになる雑草

 グランドカバーに何かを植える、のではなく、どこでも見かける雑草を利用する手段もある。その候補は次の通り。

シロツメクサ(クローバー)

 公園や太陽光パネルの敷地でみかける。突然変異の四ツ葉のクローバーが市販されている。これとよく似た植物にカタバミがあり、こちらは防除が困難な雑草。見分け方は、葉の模様。模様が無いものはカタバミ。

ドクダミ

 増えると防除が厄介な雑草だが、日陰のグランドカバーに使える。

 

 

あたなの手間は減ったか?

 雑草として扱われるツメクサ類やドクダミも、管理すればグランドカバーになるし、何を植えても管理無しでは雑草と変わらない。重要なのは、少ない手間で美観を維持できること。

 グランドカバーを植えたことで手間が増えては本末転倒。そのためには、実際に敷地に植えてみて成長速度を見極めることが大切。

 


 

2026年10月。写真は取り除いたクラピアの残骸。1年の試行結果をもとに全景をモリムラ、後景をアシュガに決定。クラピアを除去することにしたが、ツルように繋がっていてなかなか取り除けない。除去が容易なことも大切な要件。

写真に写っている3ツ葉の植物は、カタバミ。

 

<参考購入先>

モリムラマンネングサ(セダム)★お勧め!
フッキソウ
アジュガ ★日陰にお勧め
リシマキア・ヌンムラリア
ヒメイワダレソウ(クラピア)
クリーピングタイム