FPは壁内結露に関し50年間保証※し、竣工後も長期間データを取って工場にフィードバックし改良に役立てている。本社にはいろんな実験設備があり、検証したものを建築に使っている(工場見学で確認)。いろんなハウスメーカーがあるが、これほどまじめな取り組みをしている所は珍しい。
※: 無結露保証50年というのはFPパネル内部だけ。それ以外の部分には適用されない。
世の中、FPと同等以上の性能を持つ商品は沢山あるが、それらのほとんどは机上の話。大抵は作りっぱなしで実際の物件で想定通り機能しているか、怪しいものが多い。
一棟一棟、性能が保証される点がFP最大のメリットといえる。
FPのデメリット
FPが良いのはわかるが、それがコストに見合う物かが問題。
FPでは坪50万から、通常60万くらいかかるという。同じ性能が期待できる他の工法と比較して、FPの価値を坪何万の+αとして認めるかが問題だ。
換気システムの考え方に問題がある。FPは基本的に個室に給気レジスタを設け、まとめて集中排気するシステムなので、冬に個室が寒くなるなどの問題が起こりやすい[1]。
結論
十分お金のある人にとって、FPは手堅い選択の1つだと思う。
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<参考文献>
FPの家