壁クロスの選び方

壁クロスの材料は大きく分けて塩ビ、オレフィン、紙の3つがある。もっとも多く普及している塩ビは「可塑剤」を含む。世間では可塑剤の環境問題が指摘されているが、私は可塑剤の消失による劣化の方が問題に思う。つまり壁クロスに塩ビシートを使うと必ず「張り替え」が必要になってしまうことだ。オレフィン、紙は可塑剤を含まないためこのような問題が起こらない。他のメリット、デメリットを含め比較表を作ってみた。

クロス素材 質感 寿命 汚れ キズ 塗装 補修
ビニル × 不可 容易
ビニル(ハード) × 不可 容易
オレフィン × × 容易
× × やや難
紙(耐汚染) × 可※ 容易

※一応できるが塗膜が剥げやすい

 可塑剤を含まないオレフィン、紙クロスは劣化しない代わりに汚れやすい。しかし、耐汚染タイプを選べば問題ないし、最悪塗装による刷新が可能だ(塩ビクロスは可塑剤が塗膜に移行するため塗装出来ない)。他の問題に、材料自身弱く、キズに弱いというものがある。たとえキズに弱くても、部分補修が綺麗に出来れば問題ない。紙クロスで表面がツヤ消しの物を選ぶと補修が難しい。糊が染みこんで取れないからだ。

 我が家では耐汚染タイプの紙クロス(東リ・エコウオール)を選んだ。表面にツヤのある汚染防止シートが貼ってあるため質感は劣るが、マジックやクレヨンで落書きされてもペイント薄め液(灯油)で容易に落ちる。糊が染みこまないので、部分補修も簡単だ。

DSC03407 紙クロスの欠点は水や潰れに弱いことで、段ボールの角が当たっただけで簡単に織目が潰れ圧痕が残る。いくら汚染防止シートがあってもクロスの継ぎ目は水が染みるし、水滴が付く場所は湿気が透過して内側の紙が変色する。

 水周りはシール材で継ぎ目を埋め透明クリア塗装で耐水コートしておくと安心である。また水まわりはメラミン化粧版で覆うとこのような心配が無い。写真はクロスと同色の化粧版を付けた例。

 

<参考購入先>
壁クロス商品一覧
かべシール オフホワイト
クロスの継ぎ目を埋めるためにベストマッチマッチするシール材。白いクロスの色とほぼ同じなので穴の補修にも使える。
水性ウレタンニス つや消しクリヤー
乾燥すると耐水性のある皮膜が出来る。継ぎ目をかべシールで埋めた後、水滴がかかりそうなところ全てに塗る。タオルかけの裏にも

ちょっと高価だがシラグシタールがあると完璧。さび止めや木部の保護など万能に使える。