キログラム原器の重さが変化!?

 10万年変わらないとされていたキログラム原器の重さが変わっていたことが判明したという。

 私などは「10万年?そんなに持つはずがない」と思うのだが、ニュースによると、変わった重さはミジンコ数匹分らしい。これは大変なことだ。

 新しいキログラム単位の定義づくりに産業技術総合研究所(産総研)が貢献したという。私は産総研を見学したとき、キログラム原器を見たことがある。

 キログラム原器はガラスで2重に囲われていて、手で触れてはいけないのはもちろん、保管してある部屋にも入れない。まさに神聖にして不可侵の「神様」。ガラス越しに見られるだけでも幸せ、そんな印象だった。

 産総研にはこのような「神様」がほかにもある。ここは国内トレーサビリティの頂点。しかし、キログラム原器が2重ガラスの中では、さぞや扱いずらいものだったに違いない。

 新しい定義は「プランク定数」が基になるという。神様は利用してこそ価値あるもの。今回は、扱いやすいものに変わったことを素直に喜びたい。

 

<参考購入先>
トレーサビリティの本
プランク定数の本