それってホントにいいものなの?~デメリットだらけのレガシィAWD

 とある評論家が「水平対向+4WDは世界で唯一無二のレイアウト」などと評するものだから、それを単純に有り難がる人は未だ多い。「唯一無二」はその通りかもしれないが、それが合理的で優れているかといえば、疑問符が付く。

 

 レガシィのラインナップを見ると、ほとんどがAWD(4WD)である。レガシィが高価で重くなっている大きな要因に、この4WDシステムがある。

4WDの装備による価格と重量の増加分は、2WDをラインナップするインプレッサの仕様からわかる。4WDを装備することで増える重量と駆動ロスは、当然のことながら燃費に影響を及ぼす。

 4WDがそんなにいい物なら、どのメーカも乗せるはず。そうなっていないのは、マネできないからではなくて、合理的でない、つまり経済性を犠牲にするほどのメリットがないからだ。

 普段ドライなアスファルト路面しか走らない人にとって、4WDは無駄な装備になる。4WDがその効果を発揮するのは、レースか、雪道などの低μ路を走行するときだけではないだろうか。

 

 レガシィには「水平対向エンジン」という特徴がある。これも最近、排気干渉を改良したら、個性と思われていたバサバサいう音が消え、メリットが低重心と4WD化に有利ということだけになってしまった。

 レガシィのエンジンはショートストローク形で低回転トルクが細い傾向がある。しかし2.5Lだけは低回転トルクが豊富でとても乗りやすかったのを記憶している[1]

※1気筒当たり625ccだから、1気筒がほぼ軽自動車1台分に相当する。

 

<参考購入先>
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