当館で塩麦茶を紹介したのが2013年。それから毎年夏に作っている。入れすぎると味が変わって子供たちから「まずい!」と苦情が出る。気づかれない程度に盛っているが、塩加減が難しい。そこで塩麦茶の改良を考えた。
塩麦茶
2013年、当ページで塩麦茶をご紹介した。当時「塩麦茶」で検索しても何も出てこなかったが、こういうアイデアはコピーされやすい。似たような記事が増え「塩むぎ茶」と称する商品も登場した。そこで改良版を考案した。
塩麦茶の改良(2018/5/18)
まずは味の改善。麦茶に少しでも塩を入れると不味くなることが課題だった。これはクエン酸を追加することで改善できる。
水1.5Lに対し、塩0.5g とクエン酸 0.5g 。
計量が難しいが、写真くらいの量になる。量は上記が標準。多少増減してもよいが、2倍を超えて入れると麦茶でなくなってしまう。
水出しの麦茶パックを使うときはプレ抽出してから水で薄めて冷蔵庫に入れる。プレ抽出は熱湯300ccにパックを放り込んで10分程度置けばよい。水では溶け出さないお茶の香りが溶け出して風味が大幅によくなる。
クエン酸を追加することで、すっきりした味わいが追加される。塩だけの塩麦茶に比べ断然いい。おそらく誰も飲んだことのない未知の味だと思う。塩が水分の吸収を助け、クエン酸が疲労回復を助けるから機能的にもアップしている。
何と名付けよう。とりあえず、「クエン酸塩麦茶」「スッキリ塩麦茶」としておく。
一応麦茶のつもりだが「味が変だぞ!?」と気づかれたら「新しい飲料に替えたんだよ」と言えばいい。少なくとも「まずい!」とは言われないはず。
スポーツ麦茶(2018/5/18)
上で紹介したクエン酸塩麦茶に砂糖を加えるとポカリスエットなどと同類のスポーツ飲料ができる。
分量は水1.5Lに対し砂糖30g前後。かなり多いが、これでも一般的なスポーツ飲料の半分以下。
実際作ってみると美味しくて、ガブガブ飲んでしまう。ほのかな苦みを伴う、これまでにない味のスポーツドリンクだ。緑茶やほうじ茶、ハーブティーをベースにすると、また違った味わいの新しい飲み物ができそうだ。
砂糖が気になる人は、黒糖など他の糖類が使えてもいい。糖分の種類や量を自由に調整できることが、自作のメリットといえる。
子供には、砂糖が大量に入ったスポーツドリンクの代わりに持たせてやりたい。
冷たいものの飲みすぎに注意
冷房や冷たいもの飲み過ぎに気を付けたい。
冷房病の原因は室内外の極端な気温差による自律神経の不調とされる。症状は頭痛、関節痛、体がだるいなどの風邪に似た症状のほか、便秘や下痢がある。
室内と外との温度差を減らす(5℃以上の温度差を作らない)、冷たいものを飲みすぎない、といった点に注意したい。
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