ラップケースの選び方

サランラップ、クレラップを使っていてストレスを感じることがある。その中に、巻き戻ってしまって端がわからなくなる、芯が飛び出してくることがある。この問題はラップケースを使うと改善するが、沢山あって選ぶのが難しい。そこで今回は、ラップケースの選び方と使いこなしのコツをご紹介する。

 

巻き戻りの課題

ラップが巻き戻って芯に貼りついてしまうと、復旧困難になる。端が見つかればよいが、肉眼ではわからない。まだ貼りついていない部分を引っ張ると割けてしまい、どうしようもなくなる。ここはセロテープを使って丁寧に端を探すことで復旧するが、なかなか難しい。ヘタをすると1本まるごと捨てることに。

ケースを見ると、巻き戻りを防ぐ透明の粘着塗装がされている。これがほとんど役に立っていない。芯も飛び出す場合がある。ここが紙製ケースの限界。

サランラップの巻き戻り防止塗装

 

市販のラップケースを使う

アマゾンを見るといろいろ。売れ筋は山崎実業イデアコパール金属。ほか、無印良品にもある。選ぶときの第一の注目点は、「芯の有無」これが無いと、ラップの芯が飛び出す問題を改善できない。芯のある商品に絞ると、山崎実業とパール金属の2択になる。

山崎実業とパール金属の大きな違いに、材質と色がある。パール金属ななぜかイエローとブルーしかない。いったいどんなキッチンに置くことを想定したのか不明。今回は、山崎実業の商品を買ってみた。

山崎実業のラップケース。アクアホワイト3242。類似品に、タワーホワイト3247がある。違いはフタの先端にある出っ張りの有無。アクアホワイトの方が使いやすい。出っ張りに指をかけることで、紙ケースと同じように片手で開くことができる。

サランラップとラップケースを並べたところ

 本体の材質はABS。衝撃にめっぽう強い。落とすとバラバラになることがあるが、元通り組み立てできる。ただし、ABSは時間がたつと変色する欠点がある。

 刃はステレンス製で、上下対称に刃が付いている。切れ味が悪くなったら反転して反対側を使うことができる。

 

ケースの芯は1本通しになっている。ラップが外に飛び出しにくくなるのはもちろん、摩擦が効くため巻き戻りしない。カタログ上25mm以下の芯は使えないことになっているが、最近改良され、サランラップ50m巻の芯(内径23.6mm)が問題なく入る。

ラップケースの芯

 

マグネットはなぜか背面。せっかく片手で使えるものなのに、冷蔵庫に貼りつけるときは持ち替えて90度回転させなければならない。たぶんテーブル置きしたときのマグネット面の摩耗に配慮した設計と思うが、地味に面倒。

ラップケース背面のマグネット

 

 

使ってみて気づいた問題点

山崎実業のラップケースには巻き戻り防止加工がしてある。シールのように見えるが、塗料。ここにラップが貼りついて、ラップを剥がすとき切り口が割けてしまう。原因は、切り口ギリギリまで粘着があるため。

ラップケースの巻き戻り防止部分

 

全部削り取ってしまうと快適になるが、まれにラップが浮いて芯にくっついてしまうことがある。こうなると巻き戻りしたのと同じ。この問題は、粘着を除去することで解決する。

写真は中央に溝(目印)を入れたところ。ラップの切り口が貼りつかないよう、この線から下(写真では左側)をペーパーで削り取る。

巻き戻り防止塗装にキズを付けているところ

粘着は左右2か所あるが、どっちか片方残っていれば十分。右手で持ったとき手前の粘着は全部除去して、奥側だけちょっぴり残す形がよいようだ。

改良の余地があるが、粘着だけ細工すればそこそこ使えるケース。巻き戻りせず、片手でさっと蓋を開けられる点が評価できる。

 

刃の形状を変えてラップが裂けるのを防ぐ(2020/11/26)

 芯に貼りついたラップを剥がそうとすると裂けてますます復旧が困難になる。ラップが裂けやすいのは切り口がギザギザになっているせいで、刃の形状がそうなっているため。ここには改善の余地がある。方法としては、

・刃のギザギザの角度を変える(少なくとも、谷を45度以上に広げる)
・刃の角度を広げて1辺の長さを長くする(2㎜以上)
・刃の谷の尖端部を台形にする
・刃の谷の尖端部をアール形状にする

 などが考えられる(PAT.Pend)。

 

注:本記事には新商品のアイデアが記載されています。無断商用利用はご遠慮願います。本記事の公開日以降に出願された特許はすべて無効です。

 

<参考購入先>
ラップケース
山崎実業
イデアコ
パール金属