子供たちがご飯を食べない。味が無いとかで、いつもみそ汁にブチ込んで「ねこまんま」にしてしまう。せっかくおいしく炊いたのに台無し。お米本来の味と香りを味わってほしい、そう願って香り米を試してみた。
香り米とは一緒に炊くことで香り豊かにするお米。値段は普通の白米の5倍くらいする。写真の商品「土佐の香り米」はキロ1280円。
左が香り米、右が普通のお米。少し色が違う以外、外観に特徴は無い。
ご飯を炊くとき、これを5~10%混ぜる。すると、炊飯時に麦が焦げたような香ばしい香りがする。
完成品の見た目は普通のご飯と変わらない。味に関しても、ねばり、甘みなど、お米本来の食感と味は変わらない。香ばしい香りが付いただけ。これが子供たちの食欲にプラスになるかといえば疑問。
お米本来の味と香りを引き立て、その延長でおいしくする、のではなく、別のお米にしてしまう印象。玄米に近い。つまりこれは、AをgreatなAにはしてくれない。それにこの香り、和食は問題ないが洋食には合わない。
この香りづけのために、わざわざ買うメリットはないように感じる。少なくとも、お米に味が無いとして食べない子供の食欲を改善する役にはたたない。
同じくらいの値段でもち米が買える。香り米を入れるなら、もち米を追加したほうが良いように思う。
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