余った灯油を除草に使う

 昔、冬に使った灯油の余りを雑草の生い茂る庭に撒いたことがある。数日後、灯油が触れた部分だけが見事に枯れていた。周囲の葉も、飛沫が付いたところが飛沫の形に枯れている。私はこれを見て、その効果と即効性に驚いた。

 

 除草剤を使うと有害な薬物が残留するが、灯油は揮発して跡形もなく消える。 灯油が除草に使えることは、意外に知られていないようだ。

 灯油を燃やして使う除草バーナーなる商品があるが、狭い住宅街の庭で火を使うと火事になるリスクがある。そのまま撒けばよいものを、わざわざ燃やす必要なないと考える。

 

除草を目的とした灯油の使い方

 使い方は写真のように根っこ付近に少量、染込ませるだけ。隙間に生えたガンコな雑草も数日で枯れる。葉に付けても効果があるので、スプレー散布ができる。

 

雑草にペイント薄め液をかけている様子 雑草にペイント薄め液をかけて4日目の様子

 イネ科の雑草は厄介でアスファルトやコンクリートの隙間に生えたものは除去困難。これは灯油(ペイント薄め液でもよい)を根っこ付近に染込ませるだけで、根っこごと枯らすことができる。2枚目の写真は4日目の様子。

 

除草以外の使い道

 灯油には除草の他にもいろんな使い道がある。私のところでは、

・シールはがし
・除草
・マジックインキの除去(素材を痛めない)
・テープを貼る前の洗浄
・CPUクーラーのグリス除去

に活用している。

 油の成分は木材やプラスチックへの影響が少なく、弱い溶剤として万能に使える。とくに重宝するのがシールはがしと除草だ。大抵のものは染込ませて5分も立てばペロっとはがすことが出来る。

 

<関連商品>
草焼きバーナー カセットボンベを使う簡易タイプもあります
除草剤 最近は根こそぎ枯らして分解無害化するのが商品化されています
防草砂 隙間や小さな部分防草に便利です

 <関連記事>
CPUに付いている古いグリスの落とし方

注意:灯油をやたらに撒くと土壌を汚染しますのでご注意ください