エアコンのルーバーモーターが壊れた~原因は3年前のエアコン洗浄?

写真は三菱のMSZ-JXV407S-W 。ルーバーモーターというのは、吹き出し口のルーバー(上下の風向調節するための羽根)を開いたり閉じたりするためのモーター。これが壊れてしまったので取り外して原因を調べてみた。そうしたら、意外なことがわかった。

 

 バラしたところ。壊れたのは左側のルーバーモーター。写真の白い樹脂ケースに入っている。

エアコンのカバーを外した様子

 

 問題の部分を取り外したところ。

ルーバーモーターを外したところ

 

 型番。Sankyo MSBPC20M16 DM61J483H02。特注品らしく市販されていない。

ルーバーモーターの型番

 

 なんか錆びている。

ルーバーモーター本体

 

 完全に分解したところ。中身は異常なし。水が入った形跡もない。

分解が終わったルーバーモーター

 

 いったいどこが壊れたのか。コネクタ部分をよく見ると、緑青が出てる。もしや・・

ルーバーモーターのコネクタ部分

 

 コネクタの裏側。見事にダメになってる。かなり腐食が激しい。

ルーバーモーターのコネクタ部分

 そういえば3年前、三菱のサービスに分解洗浄を頼んだ経歴がある。その時洗浄液が入った可能性が高い。水ではこれほど腐食しないので、洗剤に含まれるアルカリのせいに違いない。

 3年前の話なので因果関係を立証でない。三菱にゴネても無駄なので、あきらめて三菱のサービスに部品交換してもらった。ところが、これでコトは終わらなかった。

 

 組み立てて試運転すると、エアコンのリモコンが効かない・・室外機と通信できてない(ランプ点滅)。リモコンについては、本体を組みなおしている間に復活した。原因不明。

 室外機の方は直らないので分解して点検することに。

エアコン室外機のプリント基板

 

 プリント版が錆びてる。ここは過去にも同じように錆びて1度交換してもらっている。それから5年経過して、また同じ症状に。どうやらここは、5年~6くらいしかもたないようだ。

エアコン室外機のプリント基板全体

 

 ルーペでみると、ハンダクラックが所々見える。故障した直接の原因はサビではなく、ハンダクラックの模様。よく見ると、直流高圧パターンまわりの腐食が激しい。どうやら、温度変化の繰り返しでハンダがダメになってしまうようだ。近年主流になった鉛フリーハンダはこのような問題が起きやすい。おそらく交換してもまた同じ問題が起こるだろう。

エアコン室外機プリント基板の拡大

 クラックが見えるハンダを打ち直して、さび止めにエシャ クラフトオイルを灯油で2倍に薄めたものを塗布[1]。さてどうか。

 復活! このエアコン、取付費用込みで12万くらいかかってる。今年でちょうど12年なので、寿命のノルマを達成している。洗浄や修理で3万くらいかかっているので、あと3年もってくれれば満足な買い物といえる[2]

復活したエアコン

 

 

故障の原因

 同時期に買った三菱のエアコンはもう1台あるが、そちらは何ともない。室外機は北側のベランダに置いてあるが、その設置環境に何か良くない要因があるようだ。

 それと、エアコン洗浄は考え物である。洗浄がもとで故障するのはだいぶ先の話[3]。クレームをつけようがない。洗浄しなくて済む、そんな商品の登場を望む。

 

<参考購入先>
エアコン 結局、シンプルなものがいいかもしれない

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