静電気の除去方法~道具を使わないで確実に放電させる

 私はあまり汗をかかないので1年中、静電気に悩まされる。間接放電が一つの解決策だが、この方法は使う道具の電気抵抗の大きさが重要だ。金属製のキーやピンなど、抵抗の小さいものは瞬間的に放電するため間接でも痛い思いをすることが多い。逆に抵抗が大きすぎるものは放電に時間がかかりイライラする。どっちにしろ面倒くさいことに変わり無く、この手の道具はすぐに使わなくなった。
 実は、間接放電にうってつけのモノが自分の手に付いている。これを利用すれば道具は必要ない。私はこれで放電の痛みから解放された。私はずいぶん前からこの方法を実践している。

 

  放電するとき痛みを感じるのは、神経があるところで放電させるから。神経の無いところで放電させれば、痛みを感じることはない。神経がなくて放電できるところ・・それは自分の指に生えている「指毛」だ。
 やり方は簡単。ノブに触る前に、手を裏返し、「指毛」が先に触れるよう、当てるだけだ。

 

 手を軽く握ってできる拳の平らな面(指毛が生えている部分)を金属に近づける。パチッと音がして皮膚が触れたら放電完了。手を開いてノブに触る。
 放電は一瞬で終わるため近づける速さはあまり関係ない。慣れれば素早い操作で放電できるだろう。
 ゆっくり近づけると指毛がノブに引き寄せられ、先端からパチパチ火花が飛ぶ様子を観察できる。

 できるだけたくさんの指毛が同時に当たるように、指を揃えて平らな面を広く作ると良い。
 

 

 写真は私の指毛。指毛は人によって多い少ないがあるが、少しでも生えていれば放電に利用できる。指毛は役に立つ貴重なもの。美容とか称して剃らないでおきたい。

 この方法が有効なのは、相手がドアノブなどの金属類だけ。人と接触するケースでは役に立たない。

 

 

 体に電気を溜めない工夫をすれば、一々放電させなくても済む。静電気は衣類が擦れることで発生するというが、痛みを伴う強烈な電荷は座席やシートから立ち上がる際に溜まるようだ。
 そこで金属(フレーム)に触れながら立てば溜まらない。金属は塗装されていても問題ないが、小さな金属片では効果がない。周りに放電できる金属がない場合は、導電マットやアース付きのプレート、マウスパッド(後述リンク参照)などを利用するとよいだろう。

 クルマから降りるときは座席を立つ前にドアを少し開け、ボディに触りながら降りることで放電できる。ドアノブなどに導電シートを貼ってボディ(ビスなど)にアースしておけばそれをしなくて済む。市販品はないので自作するしかなさそうだ。

 金属に触りながら立ち上がる際、放電で痛みを感じる場合は放電抵抗が低すぎる為。適度な抵抗をもった導電シートを使うか、アース線に抵抗を挟むことで緩和できる。

 

 身に着けているだけで勝手に放電できる・・それが理想だが、そんなに都合よく放電する手段は世の中存在しない。
 イオナイザーと呼ばれる除電機器が産業用に広く使われている。原理は高圧放電によってイオン化させた空気を当てて電気的に中和させるというもの。
 この原理を利用した携帯型の除電器が市販されている。マスコット除電器(石山製作所)というもので、ライターと同じようにカチっとやって火花放電させ、周囲に出来たイオン化した空気をポンプで吹き出す仕組みになっているようだ。

 

<参考購入先>
静電気除去シート フリーサイズのシートはいろいろなところに使えます
静電気除去マウスパッド 机が木製の場合、効果がない可能性があります
静電対策スリッパ 履くだけで静電気を逃がします。可能なら最も効果のある解決策です
静電気除去グッズ 単なるリストバンドは効果に疑問のある商品です
マスコット除電器 簡易的な除電器具
イオナイザー