いろいろな静電気の除去方法~ノウハウを一挙公開!

 私は1年中、静電気に悩まされている。そんな長年検証してきた、静電気で悩まずに済むとっておきの方法をご紹介したい。

 

道具を介して間接放電する

 この場合、道具の電気抵抗が需要で、金属製のキーやピンなど、電気抵抗の小さいものは火花がそれを経由して飛ぶ形に変わるだけなので痛い。逆に抵抗が大きすぎると放電に時間がかかりイライラする。

 放電に適当な抵抗は、150kΩ~15MΩ(ミドリ安全規格より)。かなり範囲が広いが、身の回りにこれを満足する品は意外にない。導電体か、絶縁体がほとんど。

 アマゾンを探すと、ビールミッシュというよくわからない名前の道具がある。金属に触るたびにいちいち道具を取り出さなければならなず面倒。身に着けていれば放電すると称するブレスレットの類はアクセサリの一種と考えておきたい。

 

指毛で放電する!

  放電するとき痛みを感じるのは、神経があるところで放電させるから。神経の無いところで放電させれば、痛みを感じることはない。神経がなくて放電できるところ・・それは自分の指に生えている「指毛」だ。

 やり方は簡単。ノブに触る前に、手を裏返し、「指毛」が先に触れるよう当てるだけ。

 手を軽く握ってできる拳の平らな面(指毛が生えている部分)を金属に近づける。パチッと音がして皮膚が触れたら放電完了。手を開いてノブに触る。

 

 放電は一瞬で終わるため近づける速さはあまり関係ない。慣れれば素早い操作で放電できるだろう。
 ゆっくり近づけると指毛がノブに引き寄せられ、先端からパチパチ火花が飛ぶ様子を観察できる。

 できるだけたくさんの指毛が同時に当たるように、指を揃えて平らな面を広く作ると良い。
 

 写真は私の指毛。指毛は人によって多い少ないがあるが、少しでも生えていれば放電に利用できる。指毛は役に立つ貴重なもの。美容とかいって剃らないでおきたい。

 この方法が有効なのは、相手がドアノブなどの金属類だけ。人と接触するケースでは役に立たない。

 

 

椅子から立ち上がるとき金属に触る

 静電気は衣類が擦れることで発生するが、痛みを伴う強烈な電荷は、座席やシートから立ち上がる際に背中とシートの摩擦で溜まるようだ。

 これは、手近な金属(フレームなど)に触りながら立つことで対策できる。金属は塗装されていても問題ないが、テーブルの上に置いた金属小物では効果がない。

 周りに放電できる金属がない場合は、導電マット や 静電気除去マウスパッド などを利用するとよい。これも面積が重要で、アース付きが望ましい。

 クルマから降りるときは、最初にドアを少し開け、ボディに触りながら降りることで放電できる。

 実際やってみるとこれが結構難しい。最近のクルマはドアのフレームが隙間なく樹脂で覆われていて金属が見つからない。どこかに導電シートを貼ってボディ(ビスなど)にアースするといいが、市販品はないので自作するしかなさそうだ。

 

イオンで除電する

 イオナイザーと呼ばれる除電機器が産業用に広く使われている。原理は高圧放電によってイオン化させた空気を当てて電気的に中和させるというもの。

 この原理を利用した携帯型の除電器が市販されている。マスコット除電器(石山製作所)というもので、ライターと同じようにカチっとやって火花放電させ、周囲に出来たイオン化した空気をポンプで吹き出す仕組みらしいが、一般消費者が買って使う品物ではない。

 

静電靴に替える

 身に着けているだけで勝手に放電される・・そんな都合のいい要求を満たすアイテムがこれ。業務用の静電靴やサンダルが該当するが、最近ではカジュアルに履けるスニーカーも市販されている。

 手前はミドリ安全の静電靴 ISA801(25.5)。見た目はスニーカー。ソールの材質は長持ちするEVA。少し重いが、作りはなかなかしっかりしている。

 奥は比較のため置いたウォーキングシューズ ヨネックスMC41(26.0)[1]。ミドリの静電靴の外形がかなり大きいことがわかる。

 

 

 ミドリ安全の靴サイズは捨て寸を含まないため、いつもの調子で選ぶと若干大きめになることに注意[3]。足の実寸をもとに選ぶ必要がある。

 履いてみないとわからない靴をアマゾンで買う時は、とりあえず気になるサイズを全部取り寄せて、納得いくまで試着し、残りを返品するといい。ちなみに写真のISA801は足の実寸+0.5で隙間なしのぴったり一体、+1で少し余裕ある履き心地だった。

(返品送料無料。但し、箱を綺麗に開封する、タグを切らない、屋外に持ち出さない、汚さないなどの注意が必要)。

 

 オフィス用に買ったTULTEXの静電サンダル。静電気除去効果に問題なし。これなしでは過ごせない、そう思えるくらい重宝している。

 

 使用半年後の様子。縁の部分が破れてきた。見た目だけで機能に支障ないが、やや気になる。

 似たようなデザインの商品を多くのメーカーが作っているので、これから買う人はよく検討してほしい。

 

 

 以前紹介したアニリン帯電防止スリッパSSK-3010[2]ルーム用に購入。これも静電気除去効果に問題なし。

 写真は使用半年後の様子。すぐに底がすり減ると思っていたが、結構厚手の素材が使われていて問題ない。業務用だけあって耐久性が高いようだ。

  履き心地はこのような共クルミ底(外装と同じ材質で底もくるんでしまう構造)よりスポンジ底の方が良い。

 

 

まとめ

 いろいろやってきた結果、私のイチオシは静電靴、静電サンダル、静電スリッパ。履きさえすれば、あとは何もしなくていい点がうれしい。今年外履き用のミドリ静電靴を買い、すべての活動エリアを履物だけでカバーできた。

 

<参考購入先>
静電気除去シート フリーサイズのシートはいろいろなところに使えます
静電気除去マウスパッド 机が木製の場合、効果がない可能性があります
静電対策スリッパ 履くだけで静電気を逃がします。可能なら最も効果のある解決策です
静電気除去グッズ 単なるリストバンドは効果に疑問のある商品です
マスコット除電器 簡易的な除電器具
イオナイザー

<関連記事>
1.ウォーキングシューズの選び方
2.スリッパ・ルームシューズの選び方
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