コーヒーメーカーを長持ちさせる

DSC01297a 写真はハリオV60の1年過ぎた様子。ハンドドリップに匹敵する味を作り出すコーヒーメーカーとして以前紹介したもの。写真の通り、保温プレートがかなり痛んできた。下地が錆びてフッ素コートが浮き上がり剥がれている。
 コーヒーメーカーは保温プレートがウイークポイントで、多くの商品で同じ問題を見てきた。この部分はステンレスが適しているはずだが、ほとんどのメーカーが鉄にフッ素コートしている。

 保障期間内に修理に出しても良かったが、どのみち同じこと。DIYで直すことにした。

 

 

DSC00002a 写真は底面のカバーを外して保温プレートを取り出したところ。ヒーターとはシリコングリスで接していたのでプレートは簡単に外れた。この構造は熱によるストレスがかからない。安い商品ではヒーターがプレートにろう付けされており、大抵この部分で壊れる。

 底面カバーのビスは5箇所で、2箇所はグレーの足(ゴムブッシュ)を抜くと見える。プレートと本体との間にはシリコンのOリングが付いていて内部に水が入った形跡はない。

 

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左はプレートの表面をケレン(サビ取り)したところ。サビが酷かったので酸洗いした。右は亜鉛メッキ塗装(ローバルがお勧め)1回目の様子。2回塗り重ねて乾燥したら元通りシリコングリス(放熱・高温用)を塗って組み立てる。

 

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ついでに調子悪くなったボタンもメンテ。ボタンのパーツは手前からツメで嵌っているだけなので本体上カバーを外して内張りはがしを使い押し出す。上カバーのビスは湯口周辺4箇所、注水口両隣2箇所(メクラカバーに隠れている)。 V60はほとんどの部品がパーツ単位でバラバラにできるのでメンテしやすい。

 ボタンの不調は穴に油のようなものが詰まって固まっていただけだった。清掃してRational003を塗布。ついでに電源ボタンとLEDに不乾性パテを巻いて防水強化。

 

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 修理が終わったV60。本体もリボスのカルデッド(黒)で塗装。見違えるように綺麗になる。

 亜鉛メッキの塗膜はまる1日養生が必要。通電して塗装に膨れが出来る場合は養生が足りない。亜鉛メッキの塗膜は当初綺麗に見えるが、次第に酸化して汚く色ムラが目立つ時期がある。これを超えると全体が落ち着いたグレーになり、硬い堅牢な皮膜が完成する。

 

 

 

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HARIO V60

 


 

保温プレートをステンレスに換装 2017年3月

 ローバルで亜鉛メッキしたプレートの様子。亜鉛めっきのおかげで錆にくくなったが、汚れが焼きついて落ちない。結局汚く見えることについて、改善できなかった。

 そこでステンレスプレートに交換することにした。

 

 

 最近では個人向けの注文を受ける機械加工業者が多くある。この程度のプレートはレーザーカットでサッサと作ってくれる。送料込みで1500円もかからない。

 プレートのサイズはφ118-1T だが、以前バラしたところ直径が小さく、パッキンがエッジからはみ出さないよう組立てるのが難しかった。そこで今回、SUS304 φ119-1Tで作ってみた。

 

 写真左はステンレスプレートに交換したところ。底面カバーを外すだけで交換できる。底面カバーのビスは5箇所で、2箇所はグレーの足(ゴムブッシュ)を抜くと見える。

 φ119は予想通り、ピッタリだった。鉄とSUSでは膨張係数が違うがプレートがはまる窪みはφ120以上あるので問題ない。

 それから、厚み1Tだと押さえがやや甘い。元々フッ素コートされていたのでこの厚みを考慮すると1.2Tがちょうど良いかもしれない。

 

 

  ヒーターとの当たり面に放熱用のシリコングリスが塗ってあるので塗りなおす必要がある。

   写真左はプレートを交換後、温度を測っている様子。プレート表面は135℃に達する。CPU用の放熱グリスは一般に120℃までなので、CPU用ではなく、高温用が適している。

 

 

 保温プレートをステンレスに変えておけば、この部分は機器の寿命を超えて長持ちする。

 ドリッパーも樹脂製で消耗部品の一つ。写真は以前紹介したステンレス製のV60メタルドリッパー。台座はシリコンなので、この部分も十分長持ちしそうだ。

 

 

 

<参考購入先>
HARIO V60 コーヒーメーカー 業務用を想定しているのか、交換可能な部品が多いようです
放熱用シリコングリス 150℃以上で使えるものを選んでください
V60用ペーパーフィルター 市販のフィルタは底が抜けて酷いことに・・専用フィルタをお勧めします

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