便秘に悩んでアマゾンを見るといろんな商品がある。ネットを検索しても商品紹介のような記事ばかりで、どれを買えば今の悩みが確実に改善するのかが良くわからない。そんな悩みをお持ちの方はぜひ読んで欲しい。
便秘薬の種類
私が見たところ、便秘薬は次の3種類に分けられる。
1.無刺激薬(例:酸化マグネシウム錠)
酸化マグネシウムを固めて錠剤にしたもの。腸を刺激しない(腸内の水分調整)で排便を促す。利きが優しく効果も高い。寝る前に飲んで、翌朝朝自然に出る感じ。まずはこれを試したい。
2.漢方薬(例:ウィズワン、タケダ漢方便秘薬)
自然の生薬から成る漢方薬。主成分はダイオウ(=センノシド)。腸を刺激する瀉下薬(要するに下剤)の一種。
ウイズワンは腸の中で膨らむ食物繊維とセットになっていて、かさ増しされた柔らかい便が出る。食物繊維が少ない食生活の人に向く。
3.普通薬(例:スルーラック、コーラック)
薬効成分だけからなる薬。ピンク色の小さな錠剤として売られている。刺激性が強く効きも強力。主成分はピサコジルという強い下剤。スルーラックはこれに上記のセンノシドを配合している。
その他、人間ドックで飲んだバリウムを出すための下剤にピコスルファートナトリウムがある。こちらの効き目は穏やか。これはビューラック・ソフトという商品名で市販されている。
便秘薬の運用
家庭の常備薬としては上記3種類あればよい。1,2,3の順に強いので、症状に応じて飲み分ける。世の中いろんな便秘薬があるが、中身は基本的にこのどれか。種類がダブらないよう注意して一番安いものを買っておけばよい。
酸化マグネシウム以外は量に注意。特に刺激性の強い普通薬をたくさん飲むと、食べたものがすぐ出て行くような、ひどいことになる。少量から様子を見てほしい。
整腸薬
主な成分は乳酸菌などの善玉菌。これを腸内にバラまく薬。エビオス整腸薬はビールを作った残りカスを固めたもので、善玉菌の他に食物繊維を多く含む。エビオスにはエビオスと、エビオス整腸薬の2種類があるので間違えないよう注意。
整腸剤は便秘薬と違ってしばらくの間、きちんと飲み続ける必要がある。そこでコストが問題になる。
ビオフェルミンは1回3錠(13円)、エビオス整腸薬は1回6錠(18円)。写真のアマゾン限定販売の整腸薬は1回3錠(8.4円)。まとめ買いすると安いが、生きた菌を配合しているため使用期限がある。大量に買うと無駄になるので注意したい。
(2021年2月追加)
エビオスには独特の風味がある。私は子供のころ、家あるエビオス錠をおやつ代わりにポリポリ食べていた。独特の風味がありハマると美味しい。
防風通聖散も整腸薬か。飲んでいると便秘が解消し腸の調子がやたら良くなる。
食物繊維たっぷりの食品(2021年2月追加)
慢性的な便秘は食物繊維の不足が原因の場合がある。食物繊維豊富な食べ物というと、海藻、野菜、芋、コンニャクがあるが、毎日沢山食べられるものではない。手軽にたっぷり食物繊維を摂れる食べ物にシリアルがある。
アマゾンでまとめ買いすると安い。カロリーは結構多い[1]。カロリーが気になったり、甘すぎて喰えん場合はオールブランを適当に混ぜるとよい。食べ始めるとすぐに便の嵩が増えるのを実感できる。
<参考購入先>
酸化マグネシウム錠 まずはこれからお試しください
ウィズワン、タケダ漢方便秘薬
スルーラック、コーラック
ビオフェルミン、エビオス整腸薬
オールブラウン、フルーツグラノーラ
<参考文献>
1.シリアルの栄養成分一覧(リンク切れ)