試乗日:2019/9/29
車種: スバル インプレッサSPORT 2.0i-S EyeSight(AWD)
ボディ・内装
2019年秋にビッグマイナーチェンジが予定されているインプレッサ スポーツ。写真は左がMC後、右が現行モデル。大きな違いは、フロントのデザインの変更、安全装備の強化、1.6i-Sグレードの追加。
スポーツとGグレードの違いは今まで同様、ハッチバックとセダンの違いのみで、両者の重量や装備はまったく同じである。
走り
下のグラフはスポーツカーらしい走りが楽しめる基準を示したものだが、スポーツカー以外のチェックにも使える。グラフからすると車重1.3トンにNAの2Lは非力。1.6Lに至っては、ほとんど走らないクルマになっていると思う。
試乗車タイヤは225/40R18。間違いなく轍にハンドルをとられるサイズ。段差を乗り越えたときの突き上げも大きい。ただクルマのサス自体は柔らかく乗り心地は悪くない。
パドルシフトがあるが、2速にしてアクセルを踏んでもほとんど加速しない。最初ちょっといじって、後は使わなくなるだろう。
ブレーキフィールはチョイ踏みでパッドに吸い付く奇妙な感覚。余計な制御が入っている模様。
発進するといきなり2800回転まであがる。チョイ踏みでガバっとアクセルを開ける仕様。出足の遅さをカバーするための制御だが、不自然でギクシャクする。
車重が重い代わりにボディ剛性が高く、鉄の塊の中にいる感覚。
エンジン音、ステアリングフィール、共に問題なし。
総合
インプレッサスポーツは2LのLグレード、2.0i-L を2WDで乗るのがベスト。AWDを選ぶと50キロ近く重さが増えてしまうので、特別な理由がない限り2WDを選ぶのが正解。
問題はアクセルオンでガバっとスロットルをあける制御。この車重だと2.5Lのエンジンが必要。2.5Lあればスバルらしい高質な走りが実現できたかもしれない。
<参考購入先>
インプレッサのすべて
<関連記事>
試乗レポート~スバル インプレッサ S-GT 5MT(CBA-GH8) (2007/6/24)
試乗レポート~富士重工 NewインプレッサWRX STi(GH-GDB) 6MT (2005/8/20)
試乗レポート~富士重工 New AgeインプレッサWRX NB 5MT (2000/9/4)