ハンドドリップと同じ味が出せるコーヒーメーカーを見つけたのでご紹介する。
コーヒーの味に影響する因子
みなさんはコーヒーの味にどれが一番影響すると思うだろうか。
A-1 生豆から焙煎して使う
A-2 焙煎された豆を使う
A-3 粉に挽いたものを使う
B-1 ネルでドリップする
B-2 ペーパーでドリップする
C-1 ダラダラとお湯を注ぐ
C-2 蒸らしてから数回にわけてお湯を注ぐ
D-1 お湯の温度は適当
D-2 お湯の温度管理をする
いろいろあるが、味に関する影響度が違う。
A-1は経験がないのでよくわからないが、A-2とA-3は違いがある。しかし手間とコスト(一般に豆のほうが高い)に見合うほど大きくは無いように思う。
ドリップ(B-1,B-2)の違いはメッシュの粗さと、ろ過速度の違いにすぎない。ドリップにネルが使われるのは、メッシュの粗さと濾過速度がたまたまコーヒーに適しているのだろう。
ネルは後始末や管理が面倒。ネルが良いといっても、使い捨てペーパーの便利さにはかなわない。味に大差ないなら、ペーパーを選択するのが自然の流れだ。
温度(D-1,D-2)も味に関係するが、温度によって出てくる成分が違う。熱湯と水出しで味が違うが、それぞれに良さがある。何℃がベストという話ではなく、好みの問題ではないだろうか。
上記の中で、味に最も影響するのはお湯の注ぎ方に関するC-1,C-2ではないだろうか。特にC-2(蒸らし&間欠注湯)は重要と考えられる。
蒸らし&間欠注湯できる商品
市販の多くのコーヒーメーカーはA-3(粉) & B-2(ペーパー) & C-1(ダラダラ注ぐ) & D-2(熱湯) の組み合わせになる。
高級機になると A-2(豆のミル挽き)機能が付くが、 C-2(蒸らし&間欠注湯)を実現した機種は少ない。その少ない商品の一つにHARIO V60 珈琲王がある。
HARIO V60 珈琲王。メーカのこだわりが随所に見られる商品で、注目はお湯の注ぎ。プロの手法を自動にした点がすばらしい。その味は数千円で買えるコーヒーメーカとは雲泥の差がある。これで作ったコーヒーを飲めばこだわる人でもハンドドリップはもう必要ないと感じるかもしれない。
手前に見える容器はメリタのMJ-2156。使い勝手、容量、耐久性ともに完璧に近い商品でコーヒーストッカーの決定版。
作り置きの課題
美味しいコーヒーが作れるようになると作り置きしたくくなる。ところがコーヒーの味は淹れてから急速に劣化が進む、冷蔵庫で5時間、常温では2時間くらいが限度。これが目下の課題だ。
(作り置きについては解決策を考えた。関連記事1をご参照。)
<参考購入先>
HARIO V60 珈琲王
V60用ペーパーフィルター 一般のフィルターは底が抜けて酷いことに・・専用フィルターをお勧めします
Melitta ステンレス キャニスター MJ-2156 悩ましいコーヒーのストッカーはこれできまりです
コピルアク 幻のコーヒー豆。一生に一度でいいから味わいたい
ブラックピーマン ティーキャンディー
ついでに茶葉のストッカーを紹介します
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