冬になると窓から冷たい冷気を感じることがある。ガラスに貼る対策グッズはほとんど効果が無い。二重窓に出来ると良いが、簡単ではない。そこでサランラップを使った方法をご紹介する。
方法
ガラスと網戸の間には数センチの空間がある。網戸になにか、空気の通さない透明なものを貼れば、二重窓ができる。ここに、サランラップを使う。
施工
住宅によく使われている縦型窓の網戸は、サランラップの幅とほぼ等しい。写真はクレラップだが、シワができないよう、網戸に沿って置く。
次に、ラップの四隅と、両端中央2ヵ所をテープで止める。安いテープを使うと粘着がベトベトになるので、ここは良質なものを使う。
写真はスコッチの超透明テープ。良質な粘着剤が使われていてべたつかず、貼り直しも容易。最初に2端を貼って、引っ張りながら反対の2端を貼ると、綺麗に貼れる。
結果
完成したサランラップ(クレラップ)二重窓。ラップのような薄いものでも、空気の断熱層があるとないのとでは大違い。一見ラップがあることがわからないくらい目立たず、コストもほとんどかからないので、ぜひ試してほしい。
応用
この方法は空気を通さないので、普段開閉しないところに適している。サランラップの幅を超える大きな網戸に関しては、薄めた洗濯糊を併用して網に貼ってしまうと良い。
風が強い日にラップがビリつく場合は、窓の気密が悪くなっている証拠。窓枠のパッキンにシール材を入れる[1]などして対処してほしい。
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