UFOキャッチャーの力学

UFOキャッチャーというとアームで商品をリフトする動作をイメージする人が多いのではないか。しかし、ぬいぐるみなどの大型商品は、とうていアームでリフトできない。これらはいったいどうやって捕るのだろう。

ネットを検索するとUFOキャッチャーに関するテクニックを見ることができる。アームだけでなく本体も利用して、重心、回転モーメント、慣性の性質を巧みに利用している。

現場では「観察」「戦略」が重要になる。商品がおかれた状態をじっくり見て、1回毎の操作とその結果をイメージしながら、できるだけ効率のよい方法を考える。それにはアームの特性のほか、力、重心、慣性、モーメント、摩擦などの性質を知っておく必要がある。

「発想の転換」も必要だ。大型商品はキャッチャー「本体」の質量を利用して移動させる。「アームで持ち上げて捕る」という観念に捕らわれていると、大型商品は永久に捕れない。障害を回避するために、出口と逆方向に動かすことが必要なケースもある。

私は今まで、UFOキャッチャーというものをほとんどやったことがなかった。下の写真はネットの情報を参考にGetした大型商品だ。必要な知識を身に付ければ、誰でもこのくらいのものは捕れるだろう。

失敗から偶然に新しい発見をする場合もある。例えば真ん中の「ブタメン」だが、3個積まれた一番下を少しずつ手前にずらす方法を見つけた。繰返せば3個同時にGetできたかもしれない。
新しいアイデアを発見すると、試してみたくなる。UFOキャッチャーの魅力は、そんなところにもあるのかもしれない。

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