カンブリア紀の奇妙な生物 オパビニア

 カンブリア、先カンブリア紀の生き物は、現代の生物体系のどこにも属さない不思議な生き物が多い。化石といえば「恐竜」が人気だが、私はむしろそんな時代の生き物の不思議、神秘に魅力を感じる。

 

 この時代の生物では「アノマロカリス」が有名で人気も高いようだが、私のお気に入りはオパビニア。

 ダンゴムシのような体に突出した5つの目、先端には触手があるという、そのワケのわからない体は、まるで子供の落書きから飛び出したかのうようだ。

 先端の触手にはどんな必然があったのだろう。創造主の気まぐれを感じさせる不思議なデザインだ。

 カンブリア期は生命のデザインコンテストといわれている。オパビニアが進化できず絶滅したのは、やはり「失敗作」だったのだろう。

 そんなオパビニアの全身はこちらで見ることが出来る。ちなみにアノマロカリスの詳しい説明はAnomalocaris Homepageにある。

 

  ホウネンエビ(通称シーモンキー)の標本(永久プレパラート、1970年頃作成)の写真。アノマロカリスの子孫だろうか。

 専門家に聞けば「縁も所縁もないよ」と言われそうだが、よく似ている。

 

 ホウネンエビは背泳ぎが得意だが、アノマロカリスも、出っ張った目を下に向け、背泳ぎしながら獲物を探していたのかもしれない。

 アノマロカリスの化石は愛知県豊橋市の自然史博物館で見ることが出来る。ここは地球の誕生から始まる見事な展示場があり、バージェス動物群の貴重な化石を見ることが出来る。残念なことにオパビニアはない。

 しかし自然史博物館の展示ディスプレイは見事であり、計画した人の並ならぬ熱意が感じられる。

 

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