シリコーンカートリッジの乾燥を防ぐ

 コーキングや補修用にシリコーンカートリッジが安価に提供されている。しかし簡単な補修に使うには量が多い。最初ちょっと使って、残りを後で使おうとしたら固まっていた経験はないだろうか。

 1液性のシリコンは通常空気中の水分と反応して固まる仕組みになっている。どのような蓋をしてもわずかな隙間から水分が浸入して固まってしまう。この課題を解決するため以前から様々な実験をしていた。

 水道配管用のテフロンテープを使ったこともあったが相手が樹脂のため完全な密閉ができない。こいつは決め手がない、そう思っていたところ、よいものが見つかったので紹介する。それは電気工事や建築で使う不乾性パテだ。

 

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 左はパテで処理したもの。穴を開けていないキャップを被せて周りをパテで処理すれば完成。キャップ中の空気と反応してちょっと固まるが、それから先は固まらない。

 右はスプレー缶のノズルに処理した様子。こうしておくと次に使うとき目詰なくすぐに使える。

 

2018/6/17 シリコンカートリッジ封止検証結果

 パテで処理して3年過ぎたシリコンカートリッジをあけてみた。

 固まっていたのは先端から1センチ程度。キャップの中の空気と反応した分とみられる。

 それを取り除くと液状の部分が出てきた。

 普通は半年くらいで中がすっかり固まってしまうが、パテで完璧に封止できることを検証できた。

 

 

<参考購入先>
ネオシール B-3 類似品に注意。

 大抵のパテは数ヶ月で乾いてしまうが、このB-3は非常に乾きが遅い。室内で8年以上、屋外で4年以上、弾性を保持することを確認済み。整形しやすく比重も高いため、オーディオ用の制振用にも使っている。

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