マイクロソフトOfficeを個人で使えるといいが、価格が高くて手を出せない。そこで代替ソフトを調査して評価した。
フリーのオフィス系ソフト
オフィス系のフリーソフトをいくつかダウンロードして試用した。一番完成度が高いと感じたのは Libre Office。個人で作成した文書を印刷して終わる用途では、機能的に十分。しかし使い勝手にクセがあってOfficeほど使い勝手は良くない。
Libre Officeマクロのは実行速度がかなり遅い。当館では分析系のツールを[1]MS OfficeとLibre Office両方で準備したが、Libre OfficeのFFT分析は遅すぎて実用にならないことがわかり、公開を断念した。
MS Officeの互換について
Libre OfficeはMS Officeで作った文書を読めるが、互換はいまひとつ、一応読める程度である。図形などのレイアウトは崩れてしまうことが多い。
MS Officeと互換を重視すると Kingsoft Office が候補になるようだ。マクロも含め高い互換性が特徴のソフトだが、機能的にlibre officeに立ち遅れている。それに互換が高いといっても100%ではない。
企業の中には「OAソフトのコストを削減したい」と思うところがあるかもしれない。取引先と連携が必要な場合はそうはいかない。取引先でレイアウトが崩れるリスクをゼロにしたいなら、素直にMS Officeを買ったほうがよいだろう。
互換ソフトはこれで決まり!
互換をほどほどにして機能と使い勝手がバランスしているLibre Officeは個人の需要に十分耐える実用ソフトだ。
オープンソース(皆でよってたかって開発する形式)のため将来性も安心。
追記:2021年現在、WIndows環境ではMSオフィスが安く買えるようになった[2]ので、あえてこれを使う必要はないだろう。
<参考購入先>
マイクロソフトオフィス 個人には高いソフトです
一太郎 MS Officeが普及する前人気のあった定番ソフトです
<関連記事>
2.格安Microsoft Officeは安全なのか~リスクとメリットを完全解説
1.分析ツール
<関連サイト>
Libre Office
マイクロソフトのオフィスを使い慣れた人にとって、ストレスを感じるところが多くありますが、なんといっても無料。個人にお勧めのソフトです