目覚まし時計の選び方~絶対に寝過さない目覚ましを選ぶコツ

 寝過ごした後になって「こいつ鳴ったのか、鳴らなかったのか?」疑問に思うことがある。最初は「自分がセットし忘れたのだろう」と思うが、後に「やっぱりお前だったか」となった経験はないだろうか。

 目覚まし時計は自分の社会的信用に少なからず関わっている。時には人生の命運を左右することも。そこで「信頼できる目覚ましが欲しい」と思うのだが、それが見つからない。お店に並ぶ商品はガラクタばかり。

 目覚まし時計は生活に必要なものだから、壊れたらその中から何か選ばなければならない。今回はそんな目覚まし時計を選ぶコツをご紹介する。

 

オートストップの問題

オートストップの付いた時計は1回しか鳴らない。つまり数分間鳴った後、自動的に止まる。次に鳴るのは翌日の朝なので、鳴ったのに気付かず寝過したら一巻の終わり。これは、次の問題を防ぐために設けられた機能らしい。

お隣の目覚ましが鳴りっぱなし。注意しようとしたら、旅行に出かけていて不在だった・・

 オートストップは止め忘れを防ぐために便利だが、それが寝過しの原因を作っている。これでは目覚ましとして役不足だと思うが、セイコーやシチズンの商品はこのオートストップ機能が標準でついてくる。

 オートストップはリピート機能とセットで役立つ。リピート機能とは、例えば数分鳴って5分休止を繰り返す機能。これなら1回目に寝すごしてもチャンスが巡ってくる。これが延々繰り返さないよう、ある回数で止めるのがのオートストップの役目と言えよう。

 このリピート&オートストップの複合機能を、セイコーでは「オートスヌーズ」、カシオでは「スヌーズアラーム」と称している。この機能が付いた商品を後でご紹介する。

 

目覚まし時計に求められる要件

1.ON/OFFスイッチが操作しやすこと
2.セットしたアラームの時刻と、ON/OFFの状況が常時見えること
3.セットした時間にちゃんと鳴ること
4.十分大きな音量で鳴ること
5.スヌース機能が付いていて、そのボタンが押しやすい位置にあること
6.スヌースを押さないで放っておくと一定時間毎に繰り返し鳴る(リピート機能付き)。

「こんな時計ならいくらでもあるだろう」そう思って検索したが見つからない。目覚ましに使える時計を探すのは、沢山のガラクタの中からマシな商品を見つけるに近いものがある。

 

 

目覚まし時計ではなくアラーム付き時計が多い

 市場の商品をざっと見ると、「目覚まし時計」ではなく「アラーム付きの置時計」が多い。

  アラーム付き時計では音を出す部分が裏にあるものが大半。そのため目覚ましに有効なカン高い音が減衰してしまい、耳に届く音が小さくなる。また、アラームのスイッチが側面や裏に隠れていて、アラームセットのON/OFFがわかりにくい商品が多い。

 このようなアラーム付き時計は、目覚まし時計としてあまり役に立たない。目覚まし時計は、音の出る部分が「手前」に付いていないといけない。

 

 

アナログ vs デジタル

 アナログ式も避けたい。数年は問題ないが、次第に動作が怪しくなる。メカのあるアナログ式には寿命がある。確実に鳴らしたいなら、迷うことなくデジタル式を選んでおきたい。

 間違っても買ってはならないものがある。それは、ベル音式、つまりベルを叩く機械式アラーム時計。メカの耐久性が低く、1年過ぎたあたりから鳴らないトラブルが起こり始める。電池の消耗も早い。

 

 

電波時計に注意

 電波時計は受信状態が悪いと間違った時刻を表示してしまう。目覚ましの場合、枕元の場所と向きが決まっているので、受信状態を改善するために角度や位置を変えることは容易でない。そのため受信できない場合は「使えない」ことになってしまう。

 ラジオが入りにくい家に住んでる人はクオーツ式か、電波機能をOFFにできる(普通のクオーツ時計として使える)機能が付いた商品を選ぶのがよい。どーしても電波がいいという人は電波時計用リピーター がある。高価なので素直にクオーツ式にした方が良いだろう。

 

 

デザインは破滅的な状況が続く

 時計はインテリア商品なのに、まともなデザインの商品がほとんどない。素人がデザインを担当しているのか、どのようなインテリア空間に置かれることを想定したものか、皆目わからない。

 インテリア時計でまともなデザインを提供するのはLemnosくらいだが、目覚まし時計は作っていない。

 

 

目覚まし?時計の例

 

いろいろな置き時計 写真は我が家の置時計。一番左は長年愛用している目覚まし時計(カシオG-SHOCK GQ-200)。1980年代に発売され、90年代まで売られていたようだ。

 右の3台はアラーム付き置き時計。目覚ましの役には立たない。

 GQ-200は古い商品だが上記の要件をすべて満たしている。精度もよく1年で数分しか狂わない。

 

 外装はショックを緩和する樹脂で全周覆われている。ベットからの落下はもちろん、投げつけても壊れない作り。ウレタン外装は劣化することで知られるが、今も外装に気になる劣化は見られない。

 リピート機能とオートストップが付いていて、スヌースを押さなくても6回くらい鳴り、自動的に鳴り止む。欠点は座りが悪く転がりやすいことくらい。

 

目覚まし時計 アラームスイッチの比較 アラームスイッチ。GQ-200は大きく操作しやすいスイッチが使われていて操作感もよい。時間セットのボタンもシンプルな操作でわかりやすい。

 アラーム付き置き時計のスイッチは右のようなスライド式で固いものがほとんど。毎日使操作することを想定して作られていない。

 

 

 

目覚まし時計の候補

 現在流通している商品で良いものは無いか。ガラクタの山から見つけ出した、数少ない商品をご紹介する。

 

リズム 8RZ223SR02 2023年イチオシ

 アラーム設定を常に正面から視認でき、設定操作もわかりやすく出来ている。

 アラームのON/OFFスイッチは両サイドにあり、操作感も問題ない。

 機能面は完璧と思えるくらいよく出来ている。音が裏から出るので、音量はあまり大きくない。

 2023年は、これ以外の選択肢は、残念ながらない。

リズム 8RZ223SR02 リズム 8RZ223SR02裏面

 

スマホという選択肢

 オートストップのないアラームはスマホで実現できる。旅行の際は一緒にお出かけになるので、アラームを止め忘れて近隣に迷惑をかけることもない。

 皆がスマホで十分と思うようになれば、目覚まし時計の市場は無くなってしまうかもしれない。

 

 

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アナログ式 アナログ式が良い人はこの中からどうぞ。音を出す部分が裏にあるものは十分な音量を望めません。
Lemnosの時計 優秀なデザインの時計を作る国内ブランド
電波時計用リピーター あまり知られていない商品。マンションでも電波時計が使用可能になります

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