★特集★ 漫画 ゲーム アニメ やらせ NHK~コンテンツ業界の闇

 漫画やゲームの話題と、ヤラセ、捏造問題を取り上げます。

 

作らない方が良かったプリパラ劇場版 (2015/3/7)
アイカツ!映画公開~ホロアバター・アイドルは実現するか (2014/12/14)
アナと雪の女王はなぜヒットしたのか (2014/5/6)
ネットゲームの落とし穴~子供の高額課金は何故なくならないのか (2014/5/4)
家庭用据置型ゲーム機は復活するか (2013/10/28)
NHKはなぜ嫌われるのか (2013/4/7)
衰退するコンテンツ業界とがんじがらめのコピーガード (2013/3/22)
無駄にチャンネルが多い衛星放送~コンテンツ業界に未来はあるか (2013/3/13)
ジョジョ ブーム~今になってなぜ? (2013/2/3)
電子書籍 音楽配信はなぜ売れないか~デジタル劣化技術の効果 (2012/10/18)
ライトノベルの市場に未来はあるか (2011/11/11)
アニメと著作権問題 (2011/10/23)
ハートキャッチプリキュア スタート (2010/2/14)
唐沢なをき先生がNHK取材拒否? (2009/9/14)
フレッシュプリキュアとおもちゃ (2009/8/23)
金曜ロードショーと映画の興行成績との関係 (2009/8/16)
レッドクリフ、スターウォーズ~特撮映画の品質問題 (2009/4/19)
アニメ トップをねらえ!の感想と相対物理論 (2007/4/18)
あるある大辞典の破綻とNHKプロジェクトXのやらせ 捏造問題(2007/1/26)

 

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作らない方が良かったプリパラ劇場版 (2015/3/7)

 

 アイカツ劇場版に遅れること3ヶ月、プリパラの映画が劇場公開された。アイカツはバンダイ、プリパラはタカラトミー(アーツ)のコンテンツでどちらも若年女の子をターゲットにマーケティングしている。アイカツとプリパラは真っ向から対立するライバル関係にあるが、うちの娘はそんなことは露知らず両方とも好きで楽しんでいる。今回の映画も公開前から情報をキャッチして楽しみにしていた。

 今日はその公開初日。いつものように娘と一緒に見てきたが、見終わってから娘はひどく気分を害した様子だった。責任者に文句を言いたい!と息まいている。確かにこの映画は酷かった。

 始終歌って踊るだけのプリパラ劇場版は中身のない宣伝映画だった。 アイカツ劇場版を見て期待していた人はガッカリしたことだろう。

 既にオワコン化しているプリティーリズムを今更宣伝してどうするのだろう。落ち目のリズムをテコ入れしたい気持ちはわかるが、デパートにしても女の子向けゲームはアイカツとプリパラでお腹いっぱい、妖怪ウォッチの人気が高い今、もうリズムを置くスペースはない。

 今回の映画でバンダイとタカラトミーの力の差がはっきり現れたように感じる。後出しジャンケンで負けてどうする。こんな映画なら作らないほうが良かった。責任者出て来い!そう思える気持ちはよくわかる。タカラトミーも妖怪ウォッチのような男の子向けコンテンツの創作と巻き返しを期待したい。

 

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アイカツ!映画公開~ホロアバター・アイドルは実現するか (2014/12/14)

 

 アイカツとはアイドル活動をする女の子を描いたバンダイのアニメ作品。デパートにカードゲーム機が設置され、妖怪ウオッチが登場する前は8台体制でも行列をつくる人気ぶりだった。一時妖怪ウオッチに押されたが、映画の公開でアイカツの人気は再び盛り返している。アイカツは小さな女の子のハートをガッチリ掴んで離さない。

 

デパートに設置されたアイカツのゲーム機 2014/4頃。向かい合わせで8台体制だった。

 

 昨日は劇場版の公開日で、娘にせがまれて一緒に見に行ってきた。冒頭、アイドルたちが歌って踊るシーンがあり、その華やかさ観客は目を奪われる。これと同じものがもしリアルで実現できたら・・このとき私の目には、立体ホログラムアイドルによるリアルライブが頭に思い浮かんだ。

 

ホロアバター・アイドルの可能性

 踊りの動きは実際の人の動きをモーションキャプチャーしたもの。ということは、ホログラム映像のアイドルをステージに投射して、その動きをリアルタイム・モーションキャプチャーで演じるといったサービスも実現可能に違いない。

 ステージのホログラムは、裏で操作する人のアバターという形だ。可能であればリアルタイム・プロジェクション・マッピングでも良い。

 こうすればアニメのアイドルがリアルで観客にライブサービスを提供できる。コミュニケーションも可能。踊りがシンクロしすぎて不自然に見える問題は「1/ fゆらぎ」制御を設けることで改善できる。

 声は音声合成によって声優さんそっくりの声を作り出すことも可能になるだろう。ホログラムのアバターアイドルは、リアルアイドルとは異なり賞味期限が無いのもメリットだ。

 

ホロアバター・ライブはいずれ実現する

 ここに書いたようなホログラムアバターを使ったホロアバター・ライブはいずれ実現されるだろう。そして将来はリアルアイドルより増えるかもしれない。

 

リアルアイドルの将来

  アイカツ人気に伴い心配事もある。単にカードをコレクションして遊ぶだけならいいが、主人公たちがトップアイドルを目指す姿をみて「自分もアイドルになりたい」などと思ったりしないか、という点だ。

 アイカツの主人公たちは自分でコンサートを企画するが、現実のアイドルは違う。与えられた衣装を着て、指示された通りに歌って踊るだけのアイドルは人形に過ぎない。夢を与える、というよりは、お金を稼ぐための道具である。

 将来、ホロアバター・アイドルが、リアルアイドルの人気を超えるかもしれない。

 

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アナと雪の女王はなぜヒットしたのか (2014/5/6)

 

 アナと雪のヒットについて書かれた記事をよく見る。そうした記事を読んでいつも思うのは、中身を知った上で理由を後付けすることは簡単だということ。

 映画ビジネスは中身を知る前のお客様にチケットを買ってもらわなければ何も始まらない。アナと雪が公開初期においてお客様を映画館へ導いた「動機づけ」は何だったのか。

 この映画では動機づけの主役は子供になる。我が家では子供がこの映画を「何か」で知り、主題歌を「口ずさむ」ようになる。そして「パパ、この映画みたい!」と言わせている。これで「親子で映画館に行く」という映画関係者が羨む消費行動が喚起され、子供が口ずさむ曲のヒットも約束されたといっていい。

 ここで重要なことは、子供がどうやってこの映画の情報を得たか。

 最近では映画の公開に合わせて旧作のテレビ放送を行い一定の成果をあげているが、最近では夜中に放送される旧作映画やCMだけが子供の動機づけの要因ではない。

 

テレビからネットの動画サイトへ

 いまや消費を動機づけするメディアはテレビからインターネットの動画サイトに移りつつある。我が家で動機付けの役割を果たした「何か」とはこの動画サイトだった。我が家では売り上げ不振にあえぐWiiUが、もっぱら動画サイトの閲覧に活用されている。

 動画サイトは見たい時に見たいものが見られるだけでなく、他人に見せたいものを自分で投稿することもできる。投稿に対し、コメントをもらえる機能もある。コンテンツは急速に拡大しており、そのうち映像配信の主流になりそうな勢いだ。これに連動してテレビ放送の視聴はどんどん減っている。

 

なぜテレビを見なくなったのか

 我が家では局が作った番組を垂れ流しするだけのテレビはあまり見なくなった。「テレビが神様で視聴者がこれを有難く見る」このようなスタイルが成立したのは昔の話。

 90年代までは録画需要にビデオテープが売れたが、その頃はまだ神様の映像が貴重に思えたたらで、ほとんどの映像コンテンツが動画サイトで見られる現代、放送をメディアに焼いて永久保存する理由はほとんど無くなっている。不自由なコピーガードがこれをダメ押しているようだ[1]

 

いつでも見たいものが見られる動画サイト

 動画サイトの映像は特殊なことをしなければ保存できないが、いつでも見ることが出来るため保存需要はあまりない。自分に関心のある動画を自動検索して表示したり、視聴者の意見をリアルタイムに反映できる仕組みは未来のテレビそのものだ。

 2013年に出現したスマートビエラはテレビを未来へ導く可能性を秘めた商品だったが、CM業界からダメ出しされ早々に市場から消えてしまった。テレビが生き残る道は動画サイトとの融合であるはずで、4Kとか8Kなど解像度は関係ない。

 

DSC03621 ちょっと待っていればレンタルできるものを・・それが待てないということで買わされてしまったCD。CDを買ったのは十年ぶりのこと。ここまで強い購買意欲が喚起される商品は珍しい。7月に出るブルーレィも買わされてしまうでしょう。

 映画館に行くといつも問題に思うのがいまや自宅のHDに劣って見える映像品質。これで「映画館で見る」理由の半分が消失している。

 

 

 <参考購入先>
アナと雪の女王関連商品 しばらくの間、アナ雪旋風が吹き荒れるでしょう

<関連記事>
1.衰退するコンテンツ業界とがんじがらめのコピーガード

 


 

ネットゲームの落とし穴~子供の高額課金は何故なくならないのか (2014/5/4)

 

親が知らないうちに子供が高額課金!

そんな話を聞くたび「ばかねぇ」と思っていたところ、なんと我が家でそれが起こってしまった。

 このような事故に対する予防策に、スマホのセキュリティ設定をすることがある。しかしIT機器の扱いに疎い主婦にこの操作を求めるのは少々無理がある。高額課金のニュースを聞いても「ウチは関係ないワ」と思うだけで、大抵は初期設定のままほったらかしだ。

 

  子供は大人が考えているよりずっとIT機器の扱いが巧みだ。子供は親がパスワードを解除するときの指の動きや画面についた指の跡(指紋)から4桁のコードを簡単に見破る。大抵の主婦はそれ以上何もしてないから、いったん入ればシメたもの、やりたい放題し放題となってしまう。

 AppleIDを使って課金するとメールが届くが、子供に削除されると親は気づかない。何らかのトラブルでメールそのものが長期間届かないこともある(我が家では後者のケースで長時間気づけなかった)。

 私が見るに、このような被害が起こる責任の半分はソフト側にある。特に問題なのは、バーチャルマネーを介さず直接的にアイテムが買えてしまうこと、いったん認証が通ると次回から購入が簡素化されてしまう仕様だ。

 これに対しガンホーやミクシィは今のところ、「それは使う側の問題でしょ」という姿勢。

 ちなみに親が意図しない高額課金が発生した場合は大抵の場合救済される。AppleIDの場合はAppleに事情を話し、OKがもらえたらクレジット会社にそのことを伝えて返金処理を依頼すればよい。魔法石など元々実態のないもの、だれもソンはしないというわけである。

 

<参考購入先>
パズドラ関連商品意図しない課金に頼るビジネスモデルはいずれ行き詰るでしょう

 


 

家庭用据置型ゲーム機は復活するか (2013/10/28)

 

 Wiiやプレステは絶滅寸前と噂されている。

据置型ゲーム機は売れなくなったのは、皆がスマホでゲームをするようになったからだというが、そうだろうか。私には、ゲーム機の性能を高くし過ぎたことが要因の一つに見える。

 

 ゲーム機の性能が上がれば画面が高精細でリアルになる。ところが「パズドラ」や「マインクラフト」からわかるように、リアリティとゲームの面白はあまり関係がない。

 リアルさが求められるゲームはあるが、その多くはマニア向けである。そのマーケットも、グラボの性能が著しく向上した今では「PC」という選択肢がある。

 無駄な性能はマーケットの小さな領域に自らを追いやり、肥大化した工数がソフト開発リスクを増大させる。リアリティを要求しないゲームまでリアルであらねばならず、売り上げが開発費に見合わなくなる。つまり過剰なマシンの性能が、自らの首を絞める場合がある。

 

 年末に出るといわれるPS4はそんなリアル路線の延長で計画された残念な商品である。ニンテンドーに目を向ければ、なんのユーザーメリットもない3Dをまだ売っている。

 据置型ゲーム機を売りたかったら、子供たちの行動をよく観察することが必要ではないか。

 我が家では今頃になってPS3を買うハメになったが、そのきっかけはYouTubeに投稿されているゲームのプレイ画面(実況)だった。YouTubeにはさまざまなゲームの動画が投稿されていて子供たちはそれを熱心に見ている。我が家のPS3購入は投稿動画のソフト(たった1本)の購買意欲に親が屈したのである。そこに新たなマーケティングのヒントがあるはず。

 従い、機器が売れないのをスマホのせいにするのは違う。スマホは所詮スマホ、中国市場をアテにせずとも、据置型ゲーム機の復権のチャンスは十分ある。ゲームを楽しむ人の目線で新たなゲーム機を作って欲しいと願っている。

 

<参考購入先>
PS4 話題のPS4。果たして売れるでしょうか

この記事はアゴラ 言論プラットフォームに掲載されました。
こうすれば家庭用ゲーム機は復活できる http://agora-web.jp/archives/1569920.html

 


 

NHKはなぜ嫌われるのか (2013/4/7)

 

 PX-W3U3というBSチューナー用ソフトのデバッグ[1]のため、BSアンテナを設置したら翌日NHKの集金人がやってきた。私は不在だったが家族から契約の代筆サインをとって帰ってしまった。

 どうしてこんなに早くわかるのだろう。販売店から情報が流れているみたいだが、まだ視聴環境ができていない段階で契約を迫られるのは不愉快だ。

 

 NHKの集金に関するトラブルは多いという。大抵の人は「どうして見ないものにお金を支払わなければならないのか」疑問に思うという。

 いまや衛星アンテナを建てるとNHKの他にもたくさんの番組を見ることができる。NHK-BSを目当てにアンテナを建てる人はどのくらいいるのだろう。

 我が家の場合は集金人が来た翌日にアンテナを撤去した。受信設備がなければ、お金を支払う義務はなくなる。それに、受信アンテナを撤去した理由はもう一つある。NHKに貢いでまで衛星放送を受信するメリットを感じなかったのである。 

 結局意図しないBS契約は地域の支局に連絡して取り消してもらったが、そのやりとりを通じて感じたのは「不快感」であり彼らが「顧客本位」の組織ではないことがよくわかった。

 私から見たNHKは次のような印象である。

 

・努力しなくても潰れることが無いため気が緩みがちである(不祥事の原因か)。
・全国から徴収した受信料を自分たちの給与に還元しすぎている(職員の平均年収は1000万円を超えるとか)。
・意図しない契約が発生した場合の連絡先が不明(諦めさせる意図か)。
・集金や契約の督促といった泥臭い仕事はすべて「地域スタッフ」に丸投げしている。
・地域スタッフは法律を盾に高圧的な態度を取ることがある。(これがNHKへの反感に繋がっているようだ)

 

 いったん契約サインを取った後の取消しや解約手続きをさせないために、いろんな工夫をしている。

・ネットに契約の取り消しや解約方法に関するわかりやすい案内がない。
・問い合わせ窓口を全国一本化して電話でしか受け付けない(電話が繋がりにくく受付を制限できる)。
・支局の連絡先を表に出さない(調べないと解らない形になっている)。
・地域スタッフは自らの連絡先を明らかにしない(契約時に何も残していかない)。

 

 結局NHKにとって重要なのは、

①自分たちの給与(既得権益)
②契約を増やす
③契約を解約させない

であり「あまねく放送を受信できるようにする」「サービスの向上」といったものはもっと後のオマケ的な項目のように感じられる。そして何より、どう考えても、納得いかないのが次の法律だ(少し文言を変えていますが意味は同じです)

 

「TVを持ってる人は、見る見ないに関係なく受信料を支払わなければならない」

なぜか。その根っこには、

 「公共放送のようなものは、TVを持っている人全体で支えなければならない」
「中立性のある公共放送は、日本に必要である」

といった考えがあるため。

 いまや衛星アンテナは5千円以下で買え、設置も自分できる。しかしアンテナを設置するとNHKの集金人がすっ飛んで来て契約を迫る。まるで罰金のように感じられる。月額千円は、他の有料放送を見たい人にとって大きな負担に違いない。

 

<参考購入先>
衛星アンテナ
 アンテナを設置するとすぐ地域スタッフが来るのはなぜか。アンテナを買うときは個人情報をNHKやその関係者に流さないよう、販売店に誓約させる必要がありそうだ。
 市販アンテナを使って屋内でコッソリ受信することは基本的にできない。屋内受信は大型アンテナを自作するしかなさそうだ。

<関連記事>
1.地デジレコーダーはなぜ売れないのか~TVTestとTvRockが見せる理想の視聴環境

<参考文献>
NHK受信料-HACK ! ~賢い断り方と解約方法 教えます
https://sites.google.com/site/nhkhack/

 


 

衰退するコンテンツ業界とがんじがらめのコピーガード (2013/3/22)

 

 「ダウンロードしたコンテンツがメディアの売り上げを妨げている」これがコピーガードを必要とする根拠の一つとなっている。

 ダウンロードしたコンテンツの鑑賞はパソコンや映像データの取扱いにある程度知識が無いとできない。メディアの売り上げを阻害しているコンテンツの流通量は、ネットよりもレンタルショップのほうが多いのではないだろうか。

 コンテンツの調達価格はきわめて安くなった。100円でDVDが借りられる時代、数千円するメディアを買う人が減っても不思議は無い。メディアの売上で儲けるというビジネスは、成り立たなくなりつつある。

 コンテンツの売上げを増やそうと、法規制を強化したり、コピーガードを厳しくする試みがあるが、ほとんど成功していない。問題が一向に改善しない原因は、やっていることが間違っている場合が多い。

 

 コンテンツが売れないのは、皆が映画や音楽に関心を失ったせいだ、という意見もある。私はこれに関しては、今も昔もあまり変わっていないと思う。需要が変わらないのにメディアが売れなくなった本当の原因は、皆がレンタルやネット配信などのサービスを使って、より安いコストでこれらを入手するようになったからだろう。

 法規制やコピーガードを強化しても再生機器が売れなくなるだけでコンテンツの購買に結びつくことはなさそうだ。コンテンツをダウンロードなどで調達する人たちはコストが安いからそうしているのであって、それが出来なくなれば別の「安い」手段を探すだけである。

 コンテンツの販売が期待できないのなら、コピーフリーにして価格を大幅に下げ、それを楽しむために必要な機器や、コピーに使われるメディアに著作権料を上乗せしたらいい。

 NHKと同じ、見る見ないに関係なく、コンテンツの再生や記録が可能なものに対しあまねく料金を課す。日本はこの手の法律を作るのが得意だ。

 

<関連商品>
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無駄にチャンネルが多い衛星放送~コンテンツ業界に未来はあるか (2013/3/13)

 

 衛星放送を受信できる環境を作ると一挙にチャンネルが増える。最初は喜ぶが、しばらくするとほとんどが自分に関心の無いものであることに気づく。番組が多すぎて選びにくい問題もある。

 過去のコンテンツをタレ流しするだけのチャンネルが多く、レンタルの方が便利で安いように思える。BSアンテナを設置するとNHKの地域スタッフがすっ飛んでくるが、NHKに貢いで割に合うコンテンツは、スポーツの生中継だけかもしれない。

 多チャンネル時代はいずれやってくるだろう。そのときに必要なのは、自分が何もしなくてもチューナが視聴者に関心がありそうな番組を自動的に推薦してくれる仕組みではないか。今でも似たようなことをする機器やサービスはあるが、多くの制約が邪魔をして十分な機能を提供できていない。

 

 未来のコンテンツライフは、テレビをつけると数百のチャンネルの中から関心のある番組(録画したものも含めて)10チャンネル程度が自動推薦され、それらすべてを同時に見せるところから始まる。注目したい番組があればタッチ一つで拡大して残りのウインドウを小さくしたり、ゼスチャーで見る順番や優先度を付けたりできる。再生中のウインドウの一つをつまんでブルーレィのアイコンに放り込めば自動的にコピーディスクが出来上がる。

 視聴環境は高度にパーソナル化され、家の中ならどこでも、タブレットやパソコンで見ることが出来る。もしジョブズのような人がいたら、革新的なUIをデザインしてコンテンツライフにイノベーションを起こしてくれるかもしれない。

 

 いまTVは大画面化、高精細化に進もうとしているが、その先にバラ色の未来があるとは思えない。まずは、B-CASカード、コピーガード、放送法などといったものを見直すところからはじめる必要がありそうだ。

 

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ジョジョ ブーム~今になってなぜ? (2013/2/3)

 

 ジョジョはやはりその名の通り、徐々に理解される漫画なのだろうか。連載当時も、徐々に面白くなるね~、とか冗談を言っていた。ジョジョ連載されていたのは1980年代。当時はアニメ化もなく終わってしまったが、今になってブームが起きている。

 

135985515194513206729_DSC01680 写真はジョジョ連載当時の少年ジャンプ 1987年12月号。コレクションの一つ。普段は捨ててしまうが当時の感性で特に面白く感じたものをスポット的に保管している。

 

135985516737013116687_DSC01678 現在これが注目されるのは、現在の漫画・アニメがハーレム系ばかりでコモディティ化したせいかもしれない。

 

 

 この漫画、いろんなシーンが記憶にある。中でも印象的だったのがこれ。顔に「POWER」の文字が見える。当時のジャンプでは、これが2色刷りの見開きで描かれていてすごい迫力だった。

 単行本で見ると迫力がない。漫画雑誌の紙面には、それでしか味わえない魅力があった。

 

 現在アニメが放送されているが、残念なことに原作のよさが半分も表現しきれていない。原作は1コマ1コマが「アート」であり、セリフや擬態語も独特のものが多いことから映像化が難しいのだろう。この問題は、徐々に改善されていくのを期待したい。

 

<参考購入先>
ジョジョ関連商品一覧 きわめて個性的なアートスタイル、表現をもつ漫画

 


 

電子書籍 音楽配信はなぜ売れないか~デジタル劣化技術の効果 (2012/10/18)

 

 電子書籍や音楽配信サービスがあるが、多くの消費者は購入意欲がわかないと思う。誰でも感じる問題に高すぎる価格がある。メディアという実体がなく、流通コストもかからない単なる「データ」がどうして店舗と同じ金額なのか。しかもコピーガードがかかっていて、メディアを買うより制約が多い。これでは売れなくて当然だ。

 コピーガードが必要なのは、デジタルデータが「劣化しない」ため。ならば、アナログデータのように「劣化する」ようにしたらいいのではないか。

 コピーを制約するのがそもそも間違っている。「コピーが簡単」な性質こそが、電子データならではの利便を生み出す最大の長所だから、コピーをフリーにするかわりに劣化させればいい。

 電子書籍の場合は、閲覧するごと、コピーするごとに、少しずつ輪郭をぼやかすとともに、埃のようなノイズを追加していく。読まれなくても時間の経過で背景をセピア色にしていくなど、「自然劣化」させる。ソフト側でそのように見せるのではなく、データそのものを復元不能な形で非可逆的に劣化させていくのがポイントだ。

 コピーされた場合はまず親を劣化させて、さらに劣化させた子供を作る。

 ページめくりキャプチャ対策に、普通に読む速度以上でめくられた場合はページ全体に「ページ送り中」とか大きく表示させてやる。送り速度に比例して劣化を進めるようにしても良い。

 この電子データは、劣化と引き換えにコピーフリー。どんどんコピーして、自由に使ってもらえばいい。劣化が気になるくらい進んだら、そこで需要が喚起できる。

 コピー対策はイタチごっこだ。ガードを強化すればするほど利用者の利便を損ない、売れなくなるだけである。

 

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ライトノベルの市場に未来はあるか (2011/11/11)

 

 ライトノベルとは10~20代の若者を対象に書かれた小説をいう。読者が感情移入しやすいよう、ほとんどの場合主人公が中学~高校生であり、学園生活など身近なテーマが題材になっている。

 ライトノベルのデビューを志す作家は多く、年間数千件の一般投稿があり、その1/100程度が出版され書店に並ぶ。さらにその一握りがアニメ化され、ゲーム、フィギュアといった媒体に発展し、これが現在のおたく文化の基盤を形成しているようだ。

 これまでに投稿されてきたライトノベルの数が膨大なことを考えると、アニメ化されている作品は厳選された優秀作ばかり、と思えそうだが、私が人気作品を一通り見た感じからすると、だいたい半数がおたく向けだった。

 ライトノベルで優れたストーリ、独自の世界観を構築するには「ネタ」が必要だが、ネタの鉱脈は日本のライトノベル作家によってことごとく掘り尽くされ、新しい作品は既成のパクリを含むのが避けられないという。

 美少女ばかり登場するおたく作品は需要が見込めることから、ここに業界が注力してしまうのも仕方ないことだが、それだけではマズイと感じている関係者も少なくないはずだ。

 ネタが尽きたあとにオリジナリティのある優秀作品は出難い。これはハリウッドなどの映画業界でも同じ状況のようだ。

 

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アニメと著作権問題 (2011/10/23)

 

 オタク文化の経済効果は4000~5000億円といわれている。その消費行動はきわめて広範囲で二次著作物、フィギュア、衣装、小物、PCパーツ、AV機器、通信機器が含まれる。そういう関連消費を含めた総合的な経済効果は5000億円をはるかに上回りそうだ。

 ほとんど同じ商品をいくつも買ってコレクションする行為を「お布施」というらしい。消費をそこまで強く駆り立てる原動力は単純に「それが好きだ」という思いにある。

※このようなオタクやファンの弱みに付け込む商売も存在するようだ。高額な「お布施」を求めるビジネスは感心しない。ファンをを食い物にした商売は、いずれ息詰まるに違いない。

 

 このような消費行動をもとにした経済効果を助長するためには「著作権」を見直すとともに、一次著作物を広く開放することが必要ではないか。

 ネット上の動画はもはや規制困難といえる。動画のコンテンツは、それが世に出た瞬間にコピーされ世界中から配信されてしまう世の中だ。

 いっそ一次著作物を無料化してしまってはどうだろう。入り口を広げておけば、裾野も広がるに違いない。

 

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ハートキャッチプリキュア スタート (2010/2/14)

 

 先週からプリキュアの新シリーズがスタートした。同時に関連グッズがジャストインタイムで供給され、映画「オールスターズ」も3月に公開されるらしい。新作効果があるうちに矢継ぎ早に娯楽を提供し、儲けるだけ儲けようという戦略が巧みだ。私も娘にせがまれて、この戦略にまんまとハメられている。

 ハートキャッチは誰がデザインしたのか、絵柄がガラッと変わった上に単純化されており、コストダウンを意識させるものだ。この顔を旧来のオールスターズに混ぜるのはムリではないかと思っていたが、もう作ってしまったのならしょうがない。娘と一緒に検証させてもらおう。

 オールスターズは歴代プリキュアと合わせ総勢17人である。声優も大変だが制作費も大変である。ハートキャッチは2人からのスタートなので、もう一人二人、途中で増える可能性が高い。そうすると19人・・ 来年には20人を超えそうだ。もうそろそろ、なんとなせねばなるまい。

・・・声優17人と思ったら、プリキュア一人ひとり小動物が付随するので34人である・・・まあ、一人で複数兼ねていてもっと少ないかもしれないが、大変な人数に違いない。

 

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唐沢なをき先生がNHK取材拒否? (2009/9/14)

 

 テレビの取材を受けると嫌な思いをすることがある。私は、一緒についてくるディレクターだろうか、その高飛車な態度にカチンときたことが幾度かある。だから、唐沢なをき先生が取材拒否した理由も何となく想像つく。

 ディレクターからみると、私たちは単なる素材。自分がイメージした番組を作るために、誰だろうが好きなように「命令」するし、やりたい放題し放題、こちらの都合など二の次が多い。それでも多くの人が我慢して取材を受けるのは、テレビの力が大きいことを皆知っているからだ。

 

 新聞取材の場合は、インタビューがメインだからそういうことにはなりにくい。だが、実際記事になった文章を読んでみると、言ったことの半分も伝わらず、記者の憶測だけで適当なことを書かれてしまうことが多い。これは、取材を受ける側にも責任がある。素人にわかるように、要点を簡潔に説明しないからこうなってしまう。

 

 おかしな記事を書かれた場合、訂正や謝罪を求めるのはやめたほうがよい。記者の気分を害するだけでなく、訂正謝罪文が載ったとしても隅っこの目立たない場所にチョコっと書かれるだけだ。

 取材は一発勝負だと思って、誤解をまねく記事を書かれないよう、十分な配慮をすることが重要のようだ。

 

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フレッシュプリキュアとおもちゃ (2009/8/23)

 

 現代の子供向け番組は完全におもちゃとリンクしている。いまや、おもちゃを売るために、番組が作られている。おもちゃ売れ行きが悪いと、新キャラを追加したり、変身ユニフォームやアイテムを勝手に追加する。

 子供の親はこのことを見抜いていて、1年でゴミ同然になるおもちゃにあまりお金を使わない。おもちゃを売るためだけに作られた作品は、見ていてつまらないし、番組が終われば記憶にも残らない。

※オープニングは気になっていた音痴な主題歌も改善され、まともになった。エンディングも変わったがCGの動きが相変わらず無機質で不自然だ。これは4人の動きが機械的に正確で完全同期しているのが原因だ。微妙なズレやゆらぎがないと、おかしく見えるようだ。

 

 プリキュアの戦闘は初代からずっと肉弾突撃。武器が登場したのは最近のこと。音が出て演奏可能な商品をイメージしたステッィクが追加されたとき、あまりの露骨さに嫌気がさした。

 おもちゃに結びつく道具といえば今までは変身に使う携帯機器くらいで、初期の作品ではそれもなかった。作品を重ねるごとに道具が増えてきたのは、おもちゃの売り上げを伸ばしたいという意図が伺える。

 

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金曜ロードショーと映画の興行成績との関係 (2009/8/16)

 

 最近、新しい映画の公開に合わせてその旧作がテレビで放送されるようになった。間に入るCMが新作の紹介なので意図は明らかだ。どうやら、テレビで旧作を放送すると興行成績があがることに気がついたらしい。映画館だけでなくレンタルの売り上げアップにも効果がある。

 新作映画の紹介といえば、以前は脈絡のないタイミングで現れるCMだけで、ロードショートとリンクすることはあまりなかったように思う。

 これはうまい宣伝の仕方だ。なぜなら、みんなが右に行くといえば左に行くこの私が、この戦略にまんまと乗せられて続編をレンタルするハメになったからだ。

 しかし、HW映画の興行成績がふるわないのは中身にも問題があるように思える。映画は脚本が大切だが、最近では日本のアニメやおもちゃを題材にした作品が増えており、もしかして脚本がネタ切れではないか。この調子では、ドラえもんが実写で登場しかねない。

 興行成績第一主義はそろそろ限界かもしれない。アクションドンパチものも食傷気味だ。古くからある脚本の実写化にも限界がある。脚本がネタ切れなら、今までありえなかった「クリエイターが作りたい創作映画」の中からネタを発掘するのも手ではないだろうか。

 

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レッドクリフ、スターウォーズ~特撮映画の品質問題 (2009/4/19)

 

 三国志を題材にした映画やアニメは多く作られているが、レッドクリフは実写のスケール感において過去最大といえる。三国志は史実を元に作られた「物語」。後世によってだいぶ脚色されているという。孔明が数万本の矢をわずかな時間で調達した話も逸話らしい。

 三国志は、壮大なスケール、ロマンに魅かれる人が多いが、政治、戦略的な観点でもレベルが高く、盛んに研究されている。三国志を題材に書かれたノウハウ書も多い。三国志をきっかけに知った孫子などの兵法書を読んでみたことがある。

 戦闘やアクション場面のある映画が所詮「娯楽」作品なことがわかる。特撮、SFXがいかに優れていても、戦略、戦術が陳腐で見るに耐えないことがある。

 

 スターウオーズは、それ以前にはない素晴らしいSFXを見せてくれた。私は子供のころこれを見て感激した。大人になってみると、陳腐な部分が気になるようになってきた。

 確かに特撮は素晴らしいが「所詮は子供向けの娯楽作品」そう思えるようになった。スターウオーズの質は脚本家の創造力の限界を示している。映画は所詮娯楽、面白く楽しめればそれでよいのかもしれない。

※スターウオーズに登場するモンスターは、ディズニーの子供向けアニメのレベル。モンスターのひとつひとつに種族としての文化や歴史的な背景が何も無いから、リアリティに欠ける。

 

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アニメ トップをねらえ!の感想と相対物理論 (2007/4/18)

 

 その昔、私が寮住まいで暇をもてあましていた頃、近くにアニメおたくの友人がいて、そこからビデオを借りては観ていた。この作品は、その中で印象に残るものの一つ。

 最近レンタルショップで劇場版を見かけたので、久々に観てみた。製作はあのエヴァンゲリオンを生み出したガイナックス。当時はヒット作がなく予算が厳しかったらしい。

 

 この作品は「巨大ロボット」「美少女」「学園」などいろんな要素をごちゃ混ぜに詰めこんだ作風。ストーリーが途中からガラっと変わり、最後はモノクロになってしまう。

 この作品で私がおもしろいと感じたのは、相対性理論に基づいた時間と空間の科学考証が比較的正確な点。主人公が宇宙に出ている間、地球の友人知人との年齢差が開いていく。

 戦闘から戻ると、同級生の友達が大人になっている。次に戻ると、結婚して子供までいる・・自分はまだ、学生なのに。そんな様子がリアルに描かれている。

 感動的なラストのおかげで世間の評価も高い。「終わりよければ途中は無視出来る」そんな言葉がよく当てはまる作品だ。

 

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あるある大辞典の破綻とNHKプロジェクトXのやらせ 捏造問題(2007/1/26)

 

 あるある大辞典がついに破綻した。この番組が胡散臭いことは、以前からいくつかのサイトで指摘されていたから、こうなるのは時間の問題だったかもしれない。

 「あるある」の中身は、身近にある一部を大げさに強調し、「すごいパワーを発掘した」ように「見せかける」ことの繰り返しだった。

 健康分野に未発掘のすごいネタなど、そうそうあるものではない。視聴率を稼ぐため、番組を維持するため、「やらせ」や「捏造」に走ったのがいけなかった。

 やらせや捏造は、程度の差はあれ身近なところにたくさんある。例えば、新聞の地域欄。事実をありのまま書いても読者の関心を引かないし、おもしろくもない。だから大抵は事実を歪めて書かれる。

 私が取材を受けた経験からすると、事実ありのままといえるのは5割。残り5割は記者の捏造だった。

 

 捏造で次に危ういのがNHKの「プロジェクトX」。涙が出るような感動的なプロジェクトは、そうあるものではない。出演した人から漏れ聞く話によると、事実が歪曲され、実際にない作られたエピソードも多いという。

 これも結局、平凡な実話の紹介では番組にならないから、感動的に見せるためにやらせや捏造が行われてしまうのだろう。

 

 

 あるあるにしろ、プロジェクトXにしろ、やらせや捏造された部分を取り上げて「ダマされた」と苦情を訴えるのは筋違いだと思う。雑多の情報が溢れる現代では、情報の質を判断するのは自己責任。

 「TVで放送されているから正しい」と考えることは、もうできない世の中だ。

 この手の番組は、内容をおもしろおかしくするために、ある程度の捏造がつきもので、むしろそれが普通と考えたい。特に民放の健康や医療関係の放送は怪しいものが多い(病気の予防、熱中症対策など)。

 出来過ぎのストーリにはウソが付き物。ではどこがウソか。それは、疑いの気持ちをもって見ていれば、大体想像付くもの。皆がそんな意識を持つようになれば、あるあるのような怪しい番組は、自然に淘汰されていくに違いない。

 やらせの元祖に「川口浩探検隊シリーズ」がある。あるあるもプロジェクトXも、このようなやらせを承知で楽めるような番組であったらよかったと思う。

 

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