鏡のウロコ汚れがみるみる落ちる!~劣化したバフ用研磨剤を使って最強の研磨スティックを作る

 写真は10年以上前に購入した研磨剤(研磨棒)。カチカチに硬くなってバフに塗り付けできない。いったんは捨てようと思ったが、新しい用途を開拓できたのでご紹介する。

固くなってしまった研磨棒

 

汚れ落としの威力

 溶かして小さな研磨スティックにする。これは、いままでどうにも厄介だった汚れ落としに使える新しいアイテム。

完成した研磨スティック

 鏡にこびりついたウロコ汚れが、少量の水を付けて擦るだけでみるみる落ちる。

ガラスのウロコ取りをしている様子

 クレンザーとアルミホイルで落としていたIHクッキングヒーターのこびり付きも、擦るだけでみるみる落ちる。

IHの焦げ付きを研磨している様子

 人工大理石(樹脂製)シンクにこびりついた着色や汚れも、擦るだけでみるみる落ちる。

樹脂のシンクを研磨している様子

 これらは元のサイズでも同じ効果を得るもの。今まで誰も、この用途に利用しなかったのは、大きくて重かったから。小さくすることで、新しい用途に使えるアイテムになる。研磨棒はロウなので柔らかく、含まれる研磨剤は微粒子。相手にキズを付ける心配もない。

 

作り方

 溶かして型に入れて冷やせば作れる、といっても、実際はなかなか難しい。以下に手順をご紹介する。

 まず、細かくする必要がある。ビニール袋に入れ、60℃くらいのお湯に長時間浸けることで、手でバラバラにできるくらいに柔らかくできる。クッキング温度計が必須。

研磨棒を軟化している様子

 お湯が40℃くらいまで冷えたらいったん取り出して再加熱する。そのまま加熱するとビニールが溶けて悲惨なことになるので注意。

 容器に入るくらいに小分け出来たら、100℃に近い湯煎で溶かす。容器は110℃以上の耐熱性が必要。シリコン製が理想だが、100均で使い捨て容器を調達した方が経済的。湯銭のお湯が汚いのは悲惨な失敗をした結果。綺麗にする方法は後述。

研磨棒を溶かしている様子

 とろとろに溶けた様子。カチカチに劣化した研磨棒はロウソクとミネラルオイルを少量混ぜると再生できるが、今回の用途ではそのままでもよい。

溶かした研磨棒

100均の製氷皿にあらかじめ離型剤(サラダイオルなど)を塗っておく。

離型剤を塗っている様子

製氷皿に流し込んだ様子。

溶かした研磨棒を型に入れた様子

 完全に冷えてから分離し、バリを取り除く。暖かいうちに分離すると脆くて割れたりするので注意。

 写真は完成した研磨スティック。大きめのタイルは広い面積用。

完成した研磨スティック

 こびりついた汚れ落としに、絶大な威力を発揮する今までにないアイテム。特に、赤棒(酸化セリウム)はガラスや樹脂の汚れ落としに万能に使える。たくさん作って、いろんな用途に活用してほしい。

 

後片付け

 上記の工程で容器などに意図しない汚れがついてしまった場合は、熱めの湯と洗剤で簡単に落ちる。水では落ちないので注意。

 

<参考購入先>
バフ用研磨剤 材料は量が多くて安価です

バフ用研磨棒を直接汚れ落としに使うアイデアは、本記事の執筆時点で他に類例がないことを確認済みです。同類の記事や動画の無断作成を固くお断ります。紹介の際は、こちらをご覧ください。