ハリオV60に最適なコーヒードリッパー サーバーの選び方

HARIO V60 珈琲王 HARIO V60 珈琲王のフィルターは円錐形で値段が高い。本機はサーバーとドリッパーを自由に組み合わて使える。ドリッパーを変えれば安価な台形フィルターが利用できる。そこで市販のドリッパーをいくつか購入し試してみた。

 

 

サーバー、ドリッパーの例

いろいろなコーヒードリッパー 上の列は左から、カリタ103-DLハリオVD-02TハリオVCS-02B

 下の列は左から、ハリオVDM-02HSVハリオXGS-60TBメリタAF-M

※付は珈琲王に付属しているものと同じ。

 

 ドリッパー4種類、サーバー2種類ある。これらをどのように組み合わせてもV60珈琲王にセットできる。但し、サーバーとドリッパーを組み合わせた高さが低いと、落ちてきたお湯が跳ねて周囲を汚すことがある。

 

組み合わせの例

ハリオXGS-60TBにVDM-02HSVを乗せてV60にセットした様子

 最も全高の低い組み合わせ。ハリオXGS-60TB+VDM-02HSV。湯口と距離がかなり離れてしまうことがわかる。

 これだけ離れていると抽出するときお湯が跳ねて周囲が汚れる。

 

ハリオVCS-02Bにカリタ103-DLを乗せてV60にセットした様子 最も全高の高い組み合わせ。ハリオVCS-02B+カリタ103-DL。

 大きいドリッパーなので入らないと思ったが、問題ない。

 

 

ドリッパーのサイフォン機構

メリタAF-M に見られるサイフォン機構 

 ドリッパーを調べていて一つだけユニークな構造をもつ商品があった。写真はメリタAF-M 。排出口が一つ傾斜の途中に配置されていて、そこからパイプが下の方に伸びている。そこに至る経路が、下からUターンして繋がる形になっている。写真の穴の上にある水平部がUターンの頂点。

 

 試しに水を入れてみると、穴の位置まで水面が上がらないと下に落ちない。

 次に、ペーパーを入れてから水を入れると、ペーパーと溝の間の空間で「サイフォン」が構成されて、全部の水が残らず排出される。このシカケみをみて、久々に驚きを覚えた。

 つまり、お湯がUターンの頂点を超えるとサイフォンが作動して、ドリッパーの底の方からお湯を吸い上げて落ちていく。

 この仕組みのおかげでダラダラお湯を注いでも適切な蒸らしができる。つまり誰が注いでも、だいたい同じ品質のコーヒーが出来上がる。

 それと、必ず底の方から吸い上げて出ていくので、粉が無駄なく抽出される。通常ペーパーの底が詰まるとドリッパーの上の方を通り抜けた薄いコーヒーが出て行ってしまうが、これがない。

 

最適な組み合わせはこれ

ハリオVCS-02BにメリタAF-Mを乗せてV60にセットした様子

 私の今のお気に入りは、ハリオVCS-02BメリタAF-M 。

 V60珈琲王は蒸らしを自動でやるので、メリタのような仕組みは要らないが、無駄なく抽出できる点を評価したい。

 

 

 保温プレートはかなり熱くなるが、ステンレスに換装[2]してから全然痛まなくなった。保温の必要が無い夏場は、シワを付けたアルミホイルをプレートの上に数枚重ねておくと飲みやすい温度に仕上がる。

 

 

<参考購入先>
デロンギのコーヒーメーカー 次はkMixにしようと考えてます

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