ガーデンシュレッダーの選び方と運用の工夫

 庭木を植えると、そのうち剪定が大変になり、大量の剪定ゴミの処分に困るようになる。何日もかかって連休が台無し。ガーデンシュレッダーはこの課題を改善できるが、実際使ってみると運用にいろんな工夫が要るようだ。

 

成長の早いシマトネリコ

大きく成長したシマトネリコ(6年目) 写真は新築のときに植えたシマトネリコ(6年目)。シンボルツリーとして人気が高い。ところが、あっという間に大きくなる。

 年2回剪定しているが、いくら切ってもこの状態。脚立で届かない高さになったらオシマイなので、放っておくわけにもいかない。

 

剪定したシマトネリコ 写真は剪定後。業者に頼んでもこのくらい平気で切る。これに驚いて「せっかくのシンボルツリーが台無し」「どうしてくれる」なんて苦情をいうのは早計。

 安く沢山売られている苗木は育てやすく成長が早い。シマトネリコはその代表。

 

シマトネリコの剪定ゴミ シマトネリコ1本から出た剪定ゴミ。これは少ない方。南側に植えたトキワマンサク14本を手入れするとこの10倍のゴミが出る。

 剪定自体は優秀な道具(後述のリンク)のおかげで楽になったが、今度は剪定ゴミの片付けが重労働。去年は体力が続かなくて全部処分しきれなかった。

 

 

ガーデンシュレッダーを導入

 ガーデンシュレッダーにはギア式とディスク式がある。ギア式の方が音が静かで使い勝手が良い。

ガーデンシュレッダー インターファーム LSG-2100 2015年、ギア式のガーデンシュレッダーを導入した。写真はインターファームのLSG-2100。立派な皮製手袋とゴーグル、ガラ入れ袋が属する(軍手は引き込まれる可能性があり危ない)。

 

 この手の製品は乱雑に扱われるものなので耐久性と強度が重要になる。この点問題は見当たらない。足を固定するナットにゆるみ止めが付くなど細かい工夫が見られる。

 スイッチ類には防塵カバーが付き、操作もわかりやすい。電源ケーブルが10mと長いので設置場所の自由度が高い。本体は大変重い(20キロ以上ある)。ローラーが付いているが重心から離れた位置のため、移動は楽とはいえない。

ガーデンシュレッダーの投入口から破砕部を見たところ 投入口を覗いてみたところ。ギア式のため使用感は紙のシュレッダーと同じ。枝の先を噛み込ませれば勝手に引き込んで破砕していくので作業はとても楽。

 ギアの隙間ゼロセットで処理できる枝の太さは20mm。これは刃の高さかくる限界と見られる。

 

 ノブを回して刃を逃がすことで最大35mmまで対応できるが一々調整が面倒。太い枝は少ないので適当に切り束ねて捨てればよいだろう。

 破砕音は小さいが、側で聞く動作音(音源はおそらく減速ギア)は結構大きい。とはいえ耳栓が必要なレベルではない。そばで聞く音は大きくても音源の大きさが小さいため、距離が離れるとすぐに減衰して十分小さくなる。密集する住宅地で作業しても迷惑はかけない。

 生成物が価値を生まないゴミ処理機械にお金をかけたくないもの。本機はこのクラスの中で比較的安い。製造は中国だが設計は国産なのでこの点は安心。構造が簡単で自分でメンテ&修理できる。取説にはパーツリストが載っていてどの部品でも取り寄せできるという。替刃などの消耗品はインテックの直販サイトで買える。

 

問題点

構造の問題

 投入口の作りに少し問題がある。写真で左に見えるアルミの塊(固定刃)の上端に角度の浅い段がある。ここに処理物が引っかかりやすい。これと反対側(写真右端)には隙間があり、細い枝はこの隙間を通って落ちてしまう。

 枝は投入口のどこに入れてもいい、というわけではなく、段や隙間を避けるよう中央付近を狙って入れる必要がある。これらはシュートの形状に起因するもの。今後の改善に期待したい。

 

運用の問題と解決策

処理物の袋詰め

処理物の受けにプラ舟を使った様子 処理物の受けに洗濯カゴを使った様子

 写真1枚目のような広く浅いトレイ(プラ舟)がおすすめ。プラ舟を2個用意し2名で作業する。1つをシュレッダー下におき、もう一つに溜まった破砕物をゴミ袋へ移し替える形に分担すると作業がはかどる。

 写真2枚目洗濯カゴにゴミ袋をセットしたものを置いたことろ。こうするとゴミ袋へ移し替える手間がないが、シュートの出口が低く、ゴミ袋の半分しか貯められない。

 

処理物の受けに適した穴なしの洗濯カゴ

(2017/5/20 追記)

 今年はプラ舟の代わりに穴なし洗濯カゴを使ってみた。半分溜まったところでゴミ袋に移し替える。プラ舟同様にカゴを2個用意して2名で作業すると効率良い。

 プラ舟より作業が頻繁になるが、ゴミ袋への移し替えが楽。

 

 

出口の詰まり

 カゴに入れた破砕物の高さ増してシュートに近づくと、シュート出口が詰まりやすくなる。もうすこし溜めてから・・と思って欲張ると出口が詰まって掃除が必要になり、かえって時間がかかる。プラ舟ではこの問題が起こらない。

 シュート出口に選定くずが詰まると掻き出す必要がある。機械を止めて裏から手を突っ込むしかないが、短いトングを用意しておくと機械を止めずに詰まりを解消できて便利。

トングを曲げて作った掻き出し棒の例 掻き出しに使うトングは歯が金属製でギザギザのものがよい。写真は100均のトングを曲げて作った掻き出し棒。

 

 

長期レビュー

 運用を工夫つつ毎年使ってきた。

庭木を皆伐して出た大量の剪定ゴミ 2017年10月8日。南側の庭を埋め尽くす剪定ゴミ。手作業で片付けられる量ではない。シュレッダーを使えば1日で終わる。

 3cm以上の太枝は事前に電動ノコで分離しておく[1]。処理後は、45Lのゴミ袋10個と、1束10キロ程度に束ねた太枝5束だった。

 枝を引き込んでバリバリ処理する様子は、見ていて気持ちがいい。買ってよかった。今や無くてはならない機械になっている。

 

 

 

<参考購入先>
ガーデンシュレッダー ギア式を選ぶのが正解。交換部品の入手性もチェックを
洗濯カゴ 破砕くずを入れる容器。穴のないアルゴLがお勧め
プラ舟 処理物の一次保管に大変便利

<関連記事>
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